ネットリサーチ会社のマイボイスコム(https://myel.myvoice.jp/)は12月1~5日、全国在住の10~70代の男女1万135人を対象に、「おでんに関するアンケート調査」を実施した。すると、意外な結果が明らかに……。
家庭や外食を含めた「おでん」を食べる季節(複数回答可)を聞いたところ、「冬」と回答した割合は68.1%と依然として多いものの、注目すべきは「新・おでん人」ともいうべき人々の存在だ。 その「新・おでん人」とは、「特に季節は決まっていない」(14.4%)、「1年を通して食べる」(11.2%)と回答した人々だ。両者を合わせると、実に25.6%にも上った。冬の風物詩ともいえる「おでん」だが、今や4人に1人は「季節問わず、1年中おでんを食べる」のだ!!
これはコンビニエンスストア各社が、通年でおでんを売り始めた影響といえよう。しかし、コンビニではおでんの仕込みに人手や手間がかかるため、現在では通年販売やおでんそのものの取り扱いをやめる企業も出始めている。
ところが、飲食店にとって「おでん」は仕込みが楽な優れモノ料理。最近オープンする大衆酒場を見ていると、おでんを売りにする店も多い。かつては冬以外の季節には提供しづらかった「おでん」だが、消費者の嗜好の変化に伴い、1年中おでんを食べたい「新・おでん人」にマッチするのだ。これは飲食店にとって、大きなチャンスといえよう。
ちなみに、好きなおでんの具(複数回答可)は「大根」が80.7%、「たまご」が71.5%で、「こんにゃく」47.7%、「厚揚げ」37.0%、「もち入りきんちゃく」34.1%、「牛すじ」33.9%と続いた。「厚揚げ」「牛すじ」などは、西日本での比率が高い傾向がみられた。
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