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初期費用なしでテイクアウト・デリバリー用自社サイトを作れる! 〈Wolt〉が新サービス開始【Wolt Japan】

2024年7月23日 4:29 pm

 デリバリーサービス〈Wolt(ウォルト)〉を展開するWolt Japan(東京・恵比寿、ナタリア・ヒザニシヴィリ社長)は7月23日、テイクアウトやデリバリー用の自社サイトを初期費用・月額手数料なしで作れる新サービス〈Woltストアフロント〉の提供を始めた

 日本ではモバイルオーダー・デリバリー・店内QRオーダー・決済・CRM(顧客管理)でバラバラのシステムを導入し連携していないことが多く、飲食店などからも要望を受けていたことから、これらを一元化することでコストや現場負担を軽減できるサービスとして開発した。

 同サービスで作成したサイトは店舗のホームページやSNS、自社アプリと連携することも可能。これにより、〈Wolt〉を利用していない幅広い人達からテイクアウトやデリバリーの注文を受けることができ、自社配達のほか〈Wolt〉に配達を依頼することもできる

 さらに、顧客からの問い合わせなどを受け付ける窓口業務を代行する〈Wolt SaaS〉も新たに始め、店内QRオーダーについても今年度中の実装を予定する。導入する際に費用はかからないものの、注文に応じて決済手数料と配達手数料(詳細は非公表)は別途必要となる。

左から、Wolt Japanのナタリア・ヒザニシヴィリ社長、タンヤ・ヤースケライネン駐日フィンランド大使、Wolt Japan事業責任者の安承俊氏(foodfun)

 フィンランド大使館で開催した記者会見で、事業責任者の安承俊(アン・スンジュン)氏は「トッピング選択や複数購入・合計金額による割引、キャンペーン、送料無料・最低金額など細かく設定できる点が特徴。大手から中小企業まで幅広く利用できるようになっている」と説明。

 タンヤ・ヤースケライネン駐日フィンランド大使は「2020年に日本でサービス提供を始めた〈Wolt〉は日本社会に寄与している。今後も両国で経済的交流を深め、貿易・経済で力強い絆を築いていきたい」とあいさつした。

 また、Wolt Japanのナタリア・ヒザニシヴィリ社長は、「当社は現在、24都道府県・41エリアでサービスを展開している。今後もローカルビジネスの課題を解決し、顧客体験の向上を図りながらエリアを拡大していき、特に北海道と東北を重点エリアとして強化する」との戦略を示した。