トレタ(東京都渋谷区、中村仁社長)は7月16日、デザインに徹底的にこだわった同社の店内用モバイルオーダーシステム〈トレタO/X(トレタオーエックス)〉とNECが提供し1500社以上が導入しているサブスク型POS〈NECモバイルPOS〉の機能を連携した。
トレタはこれまでモバイルオーダーとPOSを一体システムとして開発してきたが、〈トレタO/X〉を既存のPOSと連携して利用したいという飲食店からの要望が数多く寄せられたことから、他社POSシステムとの連携機能を開発した。
〈トレタO/X〉の注文データは〈NECモバイルPOS〉に送信され、キッチンプリンターやキッチンディスプレイを経由して厨房で共有される。店のスタッフが使っている〈NECモバイルPOS〉のハンディ端末を使って直接注文を受け付けることもでき、注文情報や会計情報はすべて〈NECモバイルPOS〉に一元管理される。
また、トレタが提供する予約/顧客台帳〈トレタ予約管理システム〉と〈NECモバイルPOS〉とで予約や顧客、座席などの情報を双方向でデータ連携することでダブルブッキングやオーバーブッキングを防ぐこともでき、予約から来店、注文、会計のデータが一気通貫で処理され、オペレーションの効率化やデータの集計・分析などに役立てられるようにした。
導入後は、メニュー撮影やメニュー情報の制作・登録、情報更新、商品マスターの同期などもサポートする。トレタでは「今回の連携は第1段階と位置づけており、まずは最小限の機能提供からスタートした。今後、より快適で便利なシステムを目指し、さらなる機能連携の強化を図る」としている。