食品加工品(魚介)

幻の赤い海藻「ミリン」を蘇らせ8月から販売開始!!【シーベジタブル】

2023年8月18日 10:05 am

 海藻の陸上養殖事業などを手掛けるシーベジタブル(高知・安芸、蜂谷潤・友廣 裕一共同代表)は8月1日から、かつては食べられていたものの今では獲れなくなった海藻の食文化を繋ぐため、熊本・天草の地元漁師らと共に海面での栽培で蘇らせた幻の海藻「ミリン」の販売を始めた

幻の海藻と言われる「ミリン」

 かつて、南九州の一部地域で親しまれてきた紅藻(赤い海藻)の「ミリン」は、他の海藻と比べても一段と環境変化に弱く、採取してから最適な状態で一般流通させることが難しい海藻の1つだった。そして、海の環境変化に伴って資源量が激減してしまい、今では地元でもめったに見ることのない「幻の海藻」と言われているという。

 今回、シーベジタブルは、生の状態では数時間しか本来の状態を保てないほど繊細な海藻を、収穫後すぐに塩蔵して最低限の工程で加工。採れたてに近い鮮度を維持したまま販売できるようにした。

 「ミリン」の一番大きな特徴は食感で、外側はコリッとした歯応えでありながら、中身はジュルッとしたとろみがあり、口に含んだ瞬間、2層の食感を楽しめる。その食感のバランスは、使う料理に合わせて塩抜き時間で調整することができるため、しっかりした歯応えを楽しみたい際は塩抜きを短めにし、長めに塩抜きをすればプリッとした弾力が際立つと同時に中身のジュルっとした粘りが出てくる。

 同社によるおすすめの食べ方は、「シンプルに煎り酒やお好みの調味料と合わせることで、旨味を吸い込んだ『ミリン』は、そのまま食べてもおいしく一般家庭でも手軽に楽しむことのできる海藻です」とのこと。

 また、「SEA VEGETABLE Test Kitchen」料理開発担当シェフは、「『ミリン』は面白いというより、面白くできる海藻」と表現。「料理に合わせて塩味や食感を変えられる」変幻自在な食材として、2023年春、デンマークのレストラン「noma」が京都で開いたポップアップレストラン「noma kyoto」でも使用されるなど、これまで使ったことのない新食材として、国内外の料理人から注目を集めているという。

 同社オンラインショップで、「塩蔵 生みりん」500gを1500円で販売しており、クローズドの業務用サイトでも取り扱っている。業務用での購入を希望する場合は、同社(https://seaveges.com/)に問い合わせると業務用サイトを紹介するという。

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