
ヤフーは8月末から、年間約90億の検索データなどのビッグデータをブラウザ上で調査・分析できる事業者向けデータソリューションツール〈DS.INSIGHT〉(https://ds.yahoo.co.jp/service/insight/)に、急上昇トピックやトレンドを可視化することでこれからの変化を予測する新機能「DS.INSIGHT Trend」を追加する。
同機能は、検索数が上昇もしくは上昇しそうなトピックを可視化し、話題が大きくなる前のトレンドをいち早く把握するために開発されたもの。勘や経験ベースではなく定量的なデータから調べたいニーズや市場に関連するキーワードを仮説設定し、何度でも試して調べられる。
具体的には、横軸に検索ボリューム、縦軸にトレンドスコアをとり、散布図形式で検索キーワードを可視化し、それぞれのキーワードが4つのライフサイクル(ネクストブレイク・ブレイク・ポテンシャル・ブーム)のどの位置にいるのか確認できる「トレンドマップ」や、トレンドマップの散布図のエリアごとのキーワードランキングを表示する「トレンドランキング」、1日単位で検索ボリュームが急上昇したキーワードを表示する「急上昇キーワード」などを利用できるため、新商品や新業態の開発コンセプトの設定などに役立つという。
また今回、今後のトレンド予測として、2020年に誕生した「バスカー アイリッシュウイスキー」や物語コーポレーションの新業態「果実屋珈琲」など10点を紹介した。
〈DS.INSIGHT〉ではこれまで、位置情報や検索データなどを元に、生活者の興味関心を可視化する「DS.INSIGHT People」、特定エリアの生活者情報や店舗・施設の来訪者情報を可視化する「DS.INSIGHT Place」、ビッグデータからターゲットのライフスタイルや興味関心を把握し、詳細なペルソナを作成する「DS.INSIGHT Persona」の3つの機能を提供している。
利用料金は、民間企業の場合、初期費用が12万円(税別)、月額利用料が100ライセンスまで10万円(同)で、「Persona」のみ有料オプションとなっている。
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