ケンコーマヨネーズは、新たな市場開拓を目的に使いやすく長期保存できる素材系製品を開発し、その第1弾としてマッシュポテトやさつまいもなど7品を2月15日以降、順次販売していく。
同社はこれまで、さまざまな大きさやカットで分けた冷凍・冷蔵のじゃがいもを販売しており好調に推移している。そこで今回、サラダ素材として多く取り扱っていることから目利きができる汎用性の高い素材を商品化。長い目で見ながら反応を確かめつつ、外食に加えてこれまでアプローチできていなかった加工メーカーやスイーツ、惣菜系などへの販路拡大を目指す。
北海道産じゃがいも「さやか」を使った滑らかな口当たりが特徴の〈冷凍マッシュポテトポーション〉500g×20は賞味期間が365日あり、必要な量だけ使えるよう1個約50gの小判型とし、アレンジしやすいように牛乳、マーガリン、食塩でほんのり調理した薄味に仕上げた。解凍してそのまま提供するだけでなく、牛乳でのばしてソースやスープとしての利用や、焼成、油調にも適しているという。
レトルトパウチの〈ツナフレークCL-500〉500g×20は常温保存で賞味期間が730日。キハダマグロを1~3cmの小さめにほぐし、アミノ酸調味料を使わずツナの味を引き立てる配合にこだわった野菜エキスを使用。油も大豆油ではなくひまわり油とし、缶のような油切り不要の使い勝手のよい製品とした。
このほか、ベトナム産さつまいもを使った賞味期間1095日の〈冷凍さつまいも(紅あずま)〉(乱切り、10mmダイスカットの2種)1kg×10と、ニュージーランド産のかぼちゃをカットした同730日の〈冷凍かぼちゃ(えびす)〉(乱切り、10mmダイス、20mmダイスの3種)15kg×1をラインナップ。高品質の素材を1年中使えることを売りとして、メニュー提案しながら定着させていくという。