食品加工品(ご飯・麺・パン)

[常温]炊いたご飯に「あと混ぜ」で炊きたて食感継続&栄養アップで高付加価値商品に【はくばく】

2023年4月17日 10:01 am

  食品製造・販売を手がけるはくばく(山梨・東花輪、長澤重俊社長)は4月12日、炊いたご飯にあとから混ぜることで炊きたて食感が続く業務用商品〈混ぜるだけ雑穀ごはん〉120g×10袋/3合を発売した。

 同社が外食市場について調べた調査によると、コロナ禍によりテイクアウト・デリバリーを利用する消費者が増えた半面、不満点として「料理が冷めてしまい、出来たてと比べるとおいしさが劣る」「栄養バランスの良い料理が少ない」といった点が挙げられた。その課題解決として、〈混ぜるだけ雑穀ごはん〉を開発したという。

 同品は、調理後に時間が経っても炊きたてご飯の柔らかくしっとりした食感を維持できるよう、ゴマや大豆など油脂を多く含むものを中心に、発芽もち麦や発芽玄米、もち玄米などの全粒雑穀をブレンドした。

 油が米や雑穀をコーティングしてパサつきにくく、時間が経っても炊きたて食感をキープする。雑穀特有の色づきも添加でき、鉄やマグネシウム、食物繊維など雑穀特有の栄養素も含むため、高付加価値商品を提供できる。

 レトルトタイプのため常温保存可能で開封後すぐに使用でき、ごはんを炊き分ける必要もない。さらに弁当のごはんをはじめトッピングの具材として惣菜にも幅広く活用できるという。

※炊き立て食感に関する物性評価(D0:炊飯後、D1:1日後)※ 白米、玄米、混ぜるだけ雑穀ごはん比較 はくばく官能評価調べ(n=10)

 また同社は、「健康意識の高まりから、消費者は栄養バランスを考えた食事を自分で選ぶ傾向にある。当社調査で、『ごはんの選べるお店に魅力を感じるか』という問いに対して半数以上の60%もの人が『魅力を感じる』と回答した」とする。

 そこで、外出先の食事でもごはんの選択肢を提供したいと考える外食・中食産業向けに特設サイト(https://www.hakubaku.co.jp/brand/totonoutabekata/)をオープン。

 協賛企業向けの「ととのう食べ方」のコンセプト動画や、店舗に貼れる「ととのう食べ方」ロゴステッカーのダウンロードができるほか、名店シェフ監修の穀物レシピなどを公開している。