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中国Keenon製4段配膳ロボットの国内販売開始【アイリスオーヤマ×SBロボティクス】

2022年2月3日 5:17 pm

 配膳ロボット「Servi(サービィ) アイリスエディション」を販売しているアイリスオーヤマとソフトバンクロボティクスグループは2月2日、中国のKeenon Robotics社製配膳・運搬ロボット「Keenbot(キーンボット) アイリスエディション」の国内販売を始めた

 同ロボットは3段が主流の配膳ロボットの中で、最大4段(1段10㎏まで)の長方形型トレーを搭載することで大容量の配膳や下げ膳に対応。表情を表すディスプレイも搭載し、低重心で堅牢な筐体設計により安定的な運搬を実現した。天井にマーカーを設置してルートを記憶するタイプで、通路幅は80㎝以上必要となる。7時間の充電で11~14時間稼働する。

 リース契約となり、初期費用が39万6000円、月額費用が8万7780円(本体リース料7万6780円、メンテナンス料1万1000円)となる。

 2つのラインナップを揃えたことで、導入企業の店舗規模や使用環境、配膳容量などに合わせて、より柔軟に対応できるようになったとしている。

△専用サイトより抜粋

 また同日、アイリスオーヤマとソフトバンクロボティクスグループは、ロボット市場における中長期的な需要創造と社会課題解決を目指して資本業務提携を結び、アイリスオーヤマはソフトバンクロボティクスグループが実施する総額100億円の「第三者割当増資」の引き受けを決定した。両社は昨年2月、法人向けサービス・ロボット市場に本格参入するため、合弁会社「アイリスロボティクス」を設立し、配膳ロボット「Servi(サービィ) アイリスエディション」などを展開してきた。

 今回の提携を機に、「労働者不足解消とDX化に向けた取り組み」「脱炭素社会の実現・CO2排出量削減に貢献」「新たなソリューションの開発と向上」をさらに推進していく。具体的には、配膳ロボットなどを提供するだけでなく、アイリスオーヤマが持つ無線制御システムなどさまざまな通信機器とロボットを連携できるように開発を進める予定だという。

△アイリスオーヤマ・大山晃弘社長(右)とソフトバンクロボティクス・冨澤文秀社長。中央が「Keenbot(キーンボット) アイリスエディション」

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