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緊急事態宣言前後で来店客はどう動いたのか【トレタが分析】

2021年1月13日 5:45 pm

 予約台帳サービス「トレタ」を提供するトレタ(東京・五反田、中村仁社長)は、同社の「トレタ」導入店のデータから、緊急事態宣言前後の来店客数の動向を分析した。

 それによると、12月の金・土・日の客数平均と緊急事態宣言後の金・土・日の客数比較では、11~15時が34%減少、16~19時は66%減少、20~23時に至っては92%減少と、20時以降の来店客数がほぼ壊滅的となっていたことが数字上でも裏付けられた。

 また、12月の最終週の5日間(12/25~12/29)の客数平均と緊急事態宣言後の5日間 (1/8~1/12)の客数平均の比較では、17時が41%減少、18時71%減少、19時93%減少、20時92%減少、21時92%減少、22時95%減少、23時95%減少と、17時・18時台も減少傾向がみられるが、19時以降の来店客数は前月比較で90%以上と抑制されている。

 さらに、直近10日間の時間帯別の1店舗あたりの来店客数から、時間帯により以前に比べ「密」になっているか調査。

 同社では「あくまで来店時間帯なので、どの程度滞在時間の変化があるかは考慮してない」とした上で、「時間帯あたりの来店客をみる限りでは、一部17時台の利用増はみられるが、宣言前に比べての大幅な増加はみられないため、密となっているとは言えない状況と言える」(同社)としている。

 ※この調査は、予約/顧客台帳「トレタ」導入の約1万店舗の来店データの内一都三県の店舗。集計方法は時間帯別来店客数。集計期間は2020年11月30日~2021年1月12日。