「わざわざグルメ」とは何だろうか。ぐるなびによると、「飲食店で来店客自身が料理を仕上げたりドリンクを作るなど、楽しみながら体験できるグルメ」のことを指すのだとか。
ぐるなびが2月3~5日、20~60代のぐるなび会員1000人に「わざわざグルメ」に関して調査したところ、これまでに食べたことがある具体的な「わざわざグルメ」は、以下のものが寄せられた。
・モーニングメニューでワッフルメーカーを使って自分で作るワッフルを食べた。ふわふわ、カリカリなど食感の好みは焼く時間で調節できるし、トッピングも甘さが苦手ならプレー ンで、甘党ならチョコソースマシマシで食べられるのでいいと思う(20代男性)
・自分で素材に衣をつけて揚げる串揚げをお店で食べたことがある。好きなメニューを自分で選んで同席者とワイワイ楽しみながら食べられてよかった(40代男性)
・卓上の酎ハイを自分で注ぎ、味をアレンジできるサワーを楽しんだ(50代男性)
・超レアで出てきて、自分で好きな具合に焼くハンバーグ。さまざまな焼き加減で食べられて得した気分になった(20代女性)
・浅草で食べた、自分で焼くだし巻き玉子(20代女性)
・チョコレートカフェで温かいチョコソースをかけると、中から完成品が出てくるメニュー(30代女性)
・卓上で焼くたこ焼き。自分は面倒だったが、周りは楽しそうで好評だった(60代女性)
「わざわざグルメ」を楽しみたい理由は「同伴者と盛り上がれそう」40.4%が「体験したことがない、目新しい」40.4%と同率で、「体験することを楽しめる」が40.0%となった。
同社は、「来店客を喜ばせるためにさまざまな工夫を凝らす店が増えているので、『わざわざグルメ』も体験を通してより記憶に残る、外食ならではのエンターテイメント性の高い楽しみとして広がるかもしれない」と分析する。
お客さんは同伴者と盛り上がったり体験自体を楽しめたりするメリットがあり、飲食店側にとっては調理のオペレーションが楽になるケースもあるので、「わざわざグルメ」を「わざわざ」開発するのはアリかもしれない。