ブログやSNSの内訳では「Instagram」が47.5%と最多で、「twitter」(29.7%)、「ブログ」(18.8%)と続き、「facebook」は17.8%と意外にも4位だった。
同社は「現在はデリバリー・テイクアウトに特化したプラットフォームが乱立しており、登録や情報のメンテナンスにも手間がかかることを考えると、InstagramとTwitterの運営に全力を注ぐのが効率的」と述べる。
なお、飲食店経営者を対象にした、「テイクアウトで成功した店舗・失敗した店舗での取り組みの比較調査」では、成功店舗が行ったテイクアウト開始の告知方法では「常連客への告知」(55.0%)、「看板」(50.0%)に次いで「ブログやSNS」が42.5%となっており、実店舗における取り組みのほか、ネットを利用した消費者の誘導が成功していることがここにも表れている。
また数字こそ小さいものの、「Googleマップ登録」が成功店は5.0%に対し失敗店は0.0%とある。現在Googleマップではテイクアウトや宅配を行っている店舗のフィルターを実装しているので、Googleマイビジネスからの店舗情報の更新も重要だ。
集客にかけるコスト(お金・手間)と、集客効果のリターンを表した図が以下になる。
コストパフォーマンスの良い集客施策が、赤で記したInstagram、Twitter、ポスティング、googleマイビジネス、看板。特にInstagram、Twitterでフォロワーを増やすことは、顧客名簿を集めることと同義なので最注力ポイントになる。
同社は「SNSは毎日更新するべき。そうすると、複数のSNSをやりたいが管理が大変になるので、まずは最重要のInstagramに投稿し、アカウントの連携で他のSNSも同時に更新できる状態にするのが良い」とアドバイスする。
また、消費者調査の「飲食店利用のきっかけになるSNSの投稿内容」では、「料理画像」が87.1%と圧倒的に多く、「おすすめメニュー」(57.6%)、「割引情報」(51.8%)と続いた。そのほか、衛生管理や営業時間、予約方法、決済方法なども求められるという。同社がまとめた、消費者に求められるSNS投稿内容は以下になる。