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居酒屋利用率は緊急事態宣言前から倍増!感染対策が不十分な店は抵抗感あり【MS&Consulting調べ】

2021年11月24日 5:25 pm

 ミステリーショッピングリサーチ(覆面調査)などを手がけるMS&Consulting(東京・小伝馬町、並木昭憲社長)は、2021年10月20~21日の期間、ミステリーショッピングリサーチに登録している調査員1078人に、飲食店に関する調査(https://tenpoket.com/info/news/netanalysis211029)を行った。

 「直近で居酒屋をイートインで利用したのはいつですか?」と質問したところ、「2週間以内に居酒屋を利用した人」は、1か月前(緊急事態宣言解除前)の9月20~22日は男性14%、女性8%だったが、今回の調査ではそれぞれ27%、16%とほぼ倍増していた。

 次に、「外食に出る理由」について聞いたところ、男女ともに「友人、知人とコミュニケーションを取るため」「非日常感を楽しむため」「ストレス発散のため」を選ぶ人の割合が高まっていた。

 特に女性の「友人、知人とコミュニケーションを取るため」は1カ月前(25%)と比べて10pt以上増えており、昨年の「Go To Eatキャンペーン」の時期と同水準となっていた。また、「自炊する手間を省くため」は、コロナ禍になってから高い水準を維持している。

 「他のグループと1m以上間隔が空いている場合、居酒屋で飲食することに抵抗を感じますか?」に対する回答で「どちらかと言えば抵抗を感じる」「非常に抵抗を感じる」が選択された比率は男女ともに減少。特に女性の抵抗感が前回から大きく低下した。

 ただ、「どちらかと言えば抵抗を感じる」「非常に抵抗を感じる」と回答した人も男性44.5%、女性55.6%となっており、感染対策が十分になされていない店舗での飲食には依然として抵抗感があるとみられる。