人とAIを掛け合わせることで全国の店舗・法人データを作成・提供するデータプラットフォーム〈macci(マッチ)〉を開発・運営するベンチャー企業Review(大阪・御堂筋本町、藤本茂夫社長)は、飲食店の開店・閉店情報や店舗を運営する法人情報などを取得できるサービス〈飲食店データOEM〉の提供を始めた。
同社は、主婦やフルタイム勤務できない人が活躍できる場を提供することを目的に、全国数百カ所の自治体や保健所などから紙媒体などで収集できるオープンデータを人力でデータ化。同社が開発したAIなどの独自技術で名寄せし、誰でも見やすく使いやすいデータにする「クレンジング」の仕組みを4年かけて構築した。現在、全国各地で約6500人のパートナーが各地の街の情報を収集・データ化しており、入力された情報をリアルタイムで更新している。
今回、全国の保健所などから得た飲食店の開店・閉店などのデータを基に店舗の住所や法人情報、ジャンル、チェーン店かどうか、SNSやホームページなどの情報を追加したデータベースを作成し販売するサービスを始めた。
システムにログインすると、マップとリストの両方で飲食店データを閲覧でき、一部プランを除きエクセルやCSV、PDFなどの形でダウンロードできる。また、収集したデータは自社サービスとして自由に活用でき、市場把握や店舗開発、予測分析、営業リスト作成などに役立てられるという。
月額税別1万円・3万円・5万円・10万円の4つのプランを用意しており、例えば1万円のプランはデータのダウンロードが出来ず基本情報のみ閲覧できるお試し用となっており、プランに応じて取得できるデータが増える。同社では、チェーン展開する外食企業を始め、飲食店に営業したい企業などでの利用も想定している。