ブレンデッドスコッチウイスキー〈デュワーズ〉などの販売を手掛けるバカルディジャパンは4月17日、都内で24年事業方針・マーケティング戦略説明会を開催し、〈デュワーズ12年〉をはじめとしたデュワーズブランドに昨年対比1.3倍以上の投資を行い、ラム酒〈バカルディ〉などのバカルディブランドとともに、居酒屋を中心とした取扱店舗の拡大を推進・強化していくと発表した。
具体的には、バカルディ商品の国内販売代理店を担うサッポロビールと連携し、同社の商品を取り扱う居酒屋へ、プロモーションツールとともに〈デュワーズ12年〉を使用したハイボールなどを訴求していく。
またラム酒〈バカルディゴールド〉を用いた〈バカルディハイボール〉について、デュワーズ同様サッポロビールの販路先の居酒屋業態を中心にした提案を強化する。
そのほか、両ブランドともポップアップストアの開催や広告活動を通じて一般消費者へアピールし、業務用・家庭用両輪での認知徹底を図る。
バカルディジャパンは、「両ブランドとも若年層へ訴求していく。〈デュワーズ ホワイトラベル〉はある程度認知されたと考え、さらにプレミアムな飲用体験ができる〈デュワーズ12年〉を打ち出す。ウイスキーの風味に満足していない層には〈バカルディハイボール〉を提案し、30年までに日本におけるラムカテゴリー全体の売上を現在の46億円から100億円規模へ牽引していきたい」とした。
サッポロビールでは、「デュワーズブランドの売上は対前年比で125%を超え、バカルディブランドも104%で推移するなど伸長しており、両ブランドとも確実に消費者へ浸透しつつある」という。