プラントベースフード──いわゆる植物性食品について、あなたはどんなイメージを抱くだろうか。
「健康的・ヘルシー」「体に優しい」「安心」「SDGs」「環境に配慮した」「エシカル消費」といったポジティブなものが多い一方で、「おいしくない」「我慢」といったネガティブなものも少なからずある。
そんなプラントベースフード(PBF)に対し、「ヘルシージャンクフード」をコンセプトに掲げたPBFブランド「2foods」(トゥーフーズ)を展開するTWO(トゥー/東京・原宿、東義和CEO)は10月16日、都内の2foodsのレストラン5店舗およびECサイトにて、〈エバーチキンナゲット〉を発売した。
〈エバーチキンナゲット〉は、チキンのような食感を追求した、2foodsのオリジナルプラントベース(PB)ナゲット。大豆特有の匂いをりんご酢でマスキングしたソイミートと、つなぎにオーツ麦を使用。弾力のある食感や繊維感を独自技術(国内特許出願中)で実現した。
バッター液は米粉を、衣はコーンフレークを使用し、グルテンフリーでサクッとクリスピーな食感が特徴。独自ブレンドのスパイスでやみつきになるジャンクな味わいに仕上げた。
店舗で販売する〈エバーチキンナゲット(5ピース)〉テイクアウト税込530円/イートイン同540円には、まろやかなチーズ感を楽しめる黄色のPBチェダーチーズ、パンチがある味でブラックペッパーのアクセントが効いたピンクの黒胡椒ガーリックマヨ風、レモンの酸味が感じられるさっぱりした青色のレモンタルタルと、3色の〈2foodsジャンクソース〉を添える。
同社の東義和CEOは「当社が行ったアンケートでは、『チキンナゲット』と聞いて思い浮かべるファストフード店として約92%が『マクドナルド』と回答した。日本でPBFを食すことが習慣として根付くためには、普段はマクドナルドの〈チキンマックナゲット〉を食べている人々に〈エバーチキンナゲット〉という選択肢を提案をしていくことが必要だ」と述べ、店頭で期間限定のキャンペーンを実施する。また今後は卸売も視野に入れるという。
「ジャンク」と「ヘルシー」を両立させたPBFなんて、本当にありえるの? と思った方は、一度「2foods」のレストランへ足を運ぶか、ECサイトで〈エバーチキンナゲット〉を注文して確かめてみてはどうだろうか。ちなみに記者が試食した感想としては「ありえる」だった。