業務用フードテックデバイス機器の開発・製造販売を手掛けるGIANT（東京・五反田、LEE JOONSEOK社長）は、油の粒子を細かくする独自技術により、食材への油の吸収と劣化を抑え、揚げ物の油の使用量を約半分に削減できる業務用フライヤー向け調理補助デバイス〈FRIEDTECH（フライドテック）〉を発売した。
同製品は、特許取得済みの独自電界テクノロジーを搭載した業務用デバイスで、フライヤーに設置したパネルを振動させることで油を細分化することに成功。その結果、食材への熱効率が向上して揚げ時間が早くなるとともに、細分化された油が食材をコーティングし、衣の破裂を抑え水分と旨味の流出を抑制した。
同製品を導入することで、誰が調理してもムラなく旨味が詰まった軽い食感で、時間が経ってもへたりにくい揚げ物を作れるという。また、油が突然はねる突沸やオイルミストも出にくいため、安全で清掃の負担も軽減。同社調べでは油の持ちも30％長持ちした。
使用する際は、フライヤーの側面にパネルを設置しコントローラーをオンにするだけ。コントローラーには、新油が最適の状態になるまでの時間がリングと数字で表示され、うまく稼働していない際にはエラー表示もされる。電源は100～200Vに対応し、消費電力が５Wを少ない点も特徴とする。価格は税別24万9800円。
