リカー・イノベーション(東京都足立区、荻原恭朗社長)は、同社が運営するお酒のオンラインストア「KURAND(クランド)」のメールマガジン会員591人を対象に、「飲食店における酒類提供の時短要請解除」に関するインターネット調査を11月3日~5日に実施した。
アンケートに回答した方の中で普段お酒を飲む機会があるという人に、「飲食店における酒類提供の時短要請解除がされてから、20時以降に飲食店などにお酒を飲みに行ったか」の質問には、「飲みに行った」29.1%、「まだ行っていないが直近で予定が決まっている」8.5%と、4割近い人が飲みに出ている一方、「まだ行っていない」が61.3%となった。
飲みに行った人は、「なかなか会えない友人と近々で会えるタイミングだったので(20代女性・学生)」や、「苦しんでる飲食店に少しでも貢献出来るようにとなるべくお店で飲むようにしている(30代女性・パート、アルバイト)」などが挙がった。
一方、まだ行っていない人からは、「会社で飲酒を伴う会食は自粛するよう言われていたため(20代女性・公務員)」や「家飲みをすることに慣れてしまい、外で飲むことが勿体なく感じるようになった(20代女性・学生)」などが挙げられた。
飲食店での飲酒頻度について、コロナ禍前と現在をそれぞれ聞いたところ、「ほぼ無い」と回答した方がコロナ禍前では9.1%だったのに対し、現在は47.2%と、38%増加したことが判明した。
他にも、「月に1~2回」と回答した人は37.6%から21.5%と約16%減少、「週に1回程度」と回答した人は20.8%から10.7%と約10%減少しており、飲食店での飲酒頻度は全体を通して大きく減少していることがわかった。
今後の家飲みについて聞いたところ、79.0%と、8割近い人が「これからも家飲みを楽しみたい」と回答した。その一方、「外で飲めるのであれば外で飲みたい」と回答したのは13.4%とまだ少なく、家飲み需要は依然として高いようだ。
「これからも家飲みを楽しみたい」と回答した人は、「好きな酒を好きなタイミングで周りの目を気にせず飲めるから(20代男性・公務員)」や「片付けは大変だけど、お店で飲むよりゆっくり出来るし安く済む場合もあるから(20代男性・会社員)」などの声が寄せられた。
「外で飲めるのであれば外で飲みたい」と回答した人からは、「店員さんとの交流や料理やお酒の種類の発見があるから行きたい(40代女性・パート、アルバイト)」、「料理、知ってる人知らない人とのコミュニケーションなど偶然の出会いは在宅飲みだとなかなか起きないので(30代女性・会社員)」など、飲食店での飲酒にはコミュニケーションや新たな発見を求める声が目立った。