キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関「Job総研」を運営するライボ(東京・渋谷、小谷匠社長)が実施した「2021年 忘年会意識調査」によると、全体の9割弱が「勤務先での忘年会は実施しない」と回答した。
同社は11月5~9日、20~1000人以上規模の会社に所属している全国の20~69歳の男女575人を対象にインターネット調査を実施。「今年勤務先で忘年会を実施するか」では全体の87.1%が「いいえ」と回答。2020年は92.3%が「実施なし」と回答したため、昨年対比ではほぼ横ばいという結果になった。ちなみに2019年は「実施なし」が34.5%だった。
勤務先の忘年会が「実施される」と回答した人への問いでは、68.0%が「勤務先以外では忘年会の実施なし」と回答。「今年の忘年会の実施回数」では「1回」(46.0%)が、「開催規模」では「10人未満」(38.0%)が共に最多だった。
「忘年会の実施に反対した人」(「反対」「やや反対」を合算)の割合を年代別で見ると、「20代」41.6%、「30代」47.8%、「40代」57.7%、「50代」58.1%と、年代があがるにしたがって反対派の回答が高まる傾向が明らかとなった。
同社は「忘年会についてコロナ禍前と同じような活気が戻る可能性は低く、長引くコロナ禍で変化したライフスタイルや価値観の変化が影響している。ポスト・アフターコロナに移行後もこのニューノーマルが定着していくと考えられる」との見方を示した。