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POSデータ基にAIが需要予測するサービスを今夏提供へ【リアライズ×イー・カムトゥルー】

2022年2月24日 1:22 pm

 NTTデータグループのリアライズは、飲食店向け日次損益管理サービス〈れすだく〉を手掛けるイー・カムトゥルー(北海道・札幌、上田正巳社長)と業務提携し、イー・カムトゥルーが保有する3500店舗以上のPOSデータをAIが分析して需要予測するクラウドサービスのβ版を今夏に提供する。

 〈れすだく〉は大手をはじめとした数多くのPOSシステムや券売機、受発注システムと連携しており、日次決算などを簡単に見える化できる店舗管理システム。その中かから「来店者数」「売上」「メニュー出数」などPOSデータの過去実績を基に、リアライズが持つAIを駆使したデータ前処理(データプレパレーション)力、データ品質管理力、データ分析(アナリティクス)力を生かして需要予測する。

 同サービスは〈れすだく〉のオプション機能として提供し、その後、地域や業種業態ごとにデータの構造化を進め、需要予測を基にしたアクションプラン提案にまでサービスを広げる予定だという。両社は今回の業務提携により、ポストコロナ時代の「飲食経営羅針盤サービス」を目指すとしている。