飲食店が新メニューを開発する際には、レシピ考案から食材探しまでさまざまな情報を収集するために多くの時間が割かれたりする。また近年、業務用食品メーカー各社でも自社製品を使ったレシピ提案に力を入れている。そこで両者をつなぐサービスを、ウェブサービス事業などを手掛けるアールビー・エコー(東京・青山一丁目、秋元之浩社長)が始めた。
同社が2月24日にリリースした〈Reci BASE(レシベース)〉(https://app.recibase.net/#/)は、業務用食品メーカーが飲食店向けに特化して開発したレシピを見ることができるウェブサイト&アプリで、レシピに興味を持った飲食店は、その商品のサンプルの取り寄せもワンストップで出来る点が売りだ。
レシピページには、使っている商品と食材、調理時間、カロリーに加えて、公表できる場合は原価も記載することで、販売価格の設定もしやすくした。メニューや食材、メーカー別にカテゴリー分けして検索でき、公開されているレシピはCSV形式のデータでダウンロードできるので、社内での落とし込みまでの時間も短縮できる。
レシピ自体は誰でも見ることができ、商品サンプルの送付を要望する場合や、ランキングの閲覧、参考原価からの検索などをするには無料の会員登録が必要となる。
一方、メーカー側が掲載する際の基本料金は月額5万円からとなっている(現在、キャンペーン割引中)。
すでに食品メーカー約20社が約300品のレシピを公開しており、2021年12月末までには、4000品を超えるレシピの提供を見込んでいるという。