MONO Investment(東京・目黒、中西諒社長)は、長期的な常連客を増やすとともに、キャッシュを事前に受けることで資金繰りの改善を図るサービスとして、飲食店が手軽に月額制の会員権や前払い式ポイントを販売できるサービス「monofun(モノファン)」(https://monofun.jp)を開発した。
「monofun」は、飲食店がオンライン上で月額料金を支払う有料会員(サブスク会員)と無料会員を募集できるサービス。特典として店舗で1ポイント=1円で利用できるポイントを付与し、サブスク会員には会員特典として毎月、必ず月額料金以上のポイントを付与することが条件となっている。例えば現在、会員権を販売している東京・六本木の「土佐しらす食堂二万匹」では、月額料5000円(税別)の会員権が購入されると毎月、5%分を上乗せした5250ポイントを会員に付与する。
月額料に対するポイント付与に加えて、さらにポイントを増やせる機会を作ることでファンを増やせるように、店側が設定した条件(「クエスト」)が達成されると、会員にポイントを追加で与える(「リターン」)機能も搭載している。例えば、「アンケートに協力するとポイント還元」、「お店に友人を紹介するとワンドリンクサービス」など会員に協力してもらう「クエスト」に加えて、「お店の来店者数が〇人を超えたら会員向け限定イベントに招待」など、店とお客さんが一緒に喜びを分かち合える「クエスト」と「リターン」を設定することもできる。サブスク会員は毎月自動更新となり、1カ月でやめることも可能で、ポイントは購入日から180日間有効。
無料会員には、サブスク会員より還元率を低くしたポイント(「土佐しらす食堂二万匹」の場合は3%分を上乗せしたポイントを付与)を販売でき、サブスク会員と同様に「クエスト」を達成した会員に「リターン」を与えることもできる。
同社では「『クエスト』を適切に設定すると、お店とお客さんのコミュニケーションを活性化させたり、お店が盛り上がることを自分事としてお客さんに捉えてもらい、応援されるようになる」と話す。
パソコンまたはタブレット、スマートフォンがあれば導入でき、利用料金は現在、キャンペーン期間中のため月額料金は無料、ポイント販売手数料は5%(クレジットカード手数料3.6%を含む)となっている。キャンペーン終了後(時期は未定)は、月額料金は0円~(オプションにより変動)、
ポイント販売手数料は10%(クレジットカード手数料3.6%を含む)となる予定。