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田んぼで育った稲わらやもみ殻を再び土に戻す農法で育ったコシヒカリとは? 【ヴァンベール平出】

2020年4月8日 7:47 am

 米どころというと、東北や北陸のイメージが強いものの、実は米の品質を示す1等米の比率や10アール当たり収穫量で10年以上、常に1~3位を維持しているのが長野県だということをご存知だろうか。

 そんな北アルプスの麓にある長野県大町市で、稲を収穫して米を得た後の残り(稲わら、もみ殻、米ぬかなど)を全て使って堆肥を作り、再び土に戻す「有機物循環農法」で作られ、2019年11月に開催された「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」では、約5000品の中から初出品ながら大型農業法人部門で「特別優秀賞」を受賞したのが、コシヒカリ「hugmi(はぐみ)だ。

「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」で初出品ながら大型農業法人部門で「特別優秀賞」を受賞

 「hugmi」を作っているヴァンベール平出(平出亨社長)「有機物循環農法」を続けることで、軟らかく根の張りが良くなり、水保力や通水性が高まる良い土壌を作り上げた。有機物循環農法により作られた土中環境は、作物が本来持つ生命力を回復するため、農薬の投入量を削減できる。また、こまめに雑草を取り、害虫などによる稲の異常に目を光らせ、水や温度管理を根気よく続けることと、化学処理剤ではなく自然に元々存在している微生物処理剤を使うことで、農薬の使用回数を抑えている

 さらに北アルプスからのミネラル豊富な雪解け水、朝晩の寒暖の差などの恵まれた自然環境も奏功し、自然と人の力を合わせて安全・安心でおいしい米を作ることに成功。その結果が、コンクールでの受賞につながったという。

 前述のコシヒカリ「hugmi」の他にも、長野県で1985年に誕生した、粒が揃い粘りのあるもち米「もちひかり」や、しっかりとした旨味と甘味があり冷めてももっちりとした食感とおいしさが保たれる、長野県で2013年に誕生したオリジナル米「風さやか」(数量限定)、長野県の酒蔵の契約農家として酒米(美山錦)も生産している。さらに、そばや玉ねぎ、ミニトマトなども栽培している。

 ちなみに、社名の「ヴァンヴェール」はフランス語で「緑のそよ風」を意味し、若い世代の家庭をターゲットにするために名付けたという。問い合わせは電話0261-22-5696(ホームページはhttps://ventvert-hiraide.co.jp/)まで。