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飲食店の感染対策に不安を感じたら5割がお店を変える!【アイグッズ調べ】

2022年2月24日 9:12 am

 法人用オリジナルグッズの企画製造・販売を手がけるアイグッズ(東京・恵比寿、三木章平社長)は2022年1月24日〜28日、新型コロナウイルス感染症の第6波拡大に伴い、飲食店利用者がどのような点に不安を感じているのか、飲食店経営者は何に注意し店舗運営すべきかなどを調査するべく、1105人(男性605人・女性500人)に対して意識調査を実施した。

 その結果、「来店して感染への不安を感じたら店を変える」という項目で、「必ずする」「たまにする」と答えた人は585人で、来店後であっても利用を控える人が半数いた。

 また、コロナ禍で「飲食店を利用する際に必ず実行していること」としては、「入り口にアルコールがあったら除菌する」が71.1%、次いで「食事以外のタイミングではマスクをする」が61.5%で、基本的な対策をこまめにする人が多いことが伺える。

 同社は、「感染対策をしているかどうかを事前調査してお店が選ばれているわけではないが、お店の感染対策への不安が感じられたときに、1/2の確率でお店を変えられてしまうことがあるため、マスクの着用徹底や除菌、店内の客席の配置など感染対策の“見える化”が重要だ」と指摘した。

 コロナ禍での食事方法は、「週5回以上家で食事をする」と79.5%が答え、外食・テイクアウト(お店で買って持ち帰る)・デリバリー(ネットや電話注文でお店に行かない)と比較して圧倒的に多いことがわかった。

 一方で、外食・テイクアウト・デリバリーにおいて、「週に1回以上デリバリーをする」が約17%であるのに対し、「外食・テイクアウト」はそれぞれ約50%と、半数に需要があることがわかった。


 「飲食店にどのような感染グッズがあると安心するか」では、どの感染対策も「非常に安心する」「安心する」が50%を超えており、なかでも「店員のマスク着用」が安心すると答えた人が一番多く、全体の77.1%だった。

 特にマスク、手袋、アルコール除菌など食材に手を触れる機会の衛生管理が70%近くを占めており、特に気にされていることがわかった。

 飲食店においてもっとも気になる感染対策は「飛沫防止パーテーションが汚れていること」で、76.7%の人が「非常に気にする・気にする」と答えた。飲食店利用者にとっては「パーテーションの有無」はもちろん、「パーテーションが清潔に保たれているかどうか」も重要であることが考えられる。

 「飛沫防止パーテーションは感染対策以外にもお店の景観を左右するものであり、また目に入りやすいことからお手入れがされていないと不衛生な印象を与えてしまう。そのため定期的にお手入れをしたり、お店にあったパーテーションを設置することが大切だ」と同社は説明する。

 また、「店頭でのアルコール消毒・検温が徹底されていないこと」が気になるという声も71.2%あり、店員による細かな除菌、検温の呼びかけが求められることがわかった。

 「飛沫パーテーションを置いて欲しい箇所」は「カウンター席で隣接した人との間」が60.6%、「テーブル席で前の人との間」が59.6%、「テーブル席間」が49.6%、「テーブル席で隣接した人との間」が33.8%となった。

 テーブル席間はもちろん、カウンター席にパーテーション設置を希望する人が半数以上存在することが明らかとなった。また、特に知らない人と接触する可能性の高い場所において飛沫防止パーテーションの設置需要が高い