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AIがカメラ画像から料理の見映えと提供時間確認するサービスの実証実験開始【セーフィー×EAGLYS】

2021年12月13日 11:21 am

 通常営業に戻り人手不足が深刻化する飲食店にとって、混雑時に提供する料理の見映えや提供時間などをしっかりとチェックする体制を作ることが厳しくなっている店も現れている。

 そこで、クラウド録画サービス〈Safie〉を運営するセーフィー(東京・五反田、佐渡島隆平社長)と高精度・超高速のAI解析技術を提供するEAGLYS(イーグリス、東京・新宿、今林広樹社長)は、〈Safie〉とEAGLYSのAI画像解析技術を掛け合わせ、品質チェックの省人化を図るための飲食店向けAI画像解析サービスの実証実験を、茨城県の「宮崎県日南市 塚田農場 水戸駅北口店」で始めた

 これまでクラウド録画サービスによる飲食店のオペレーション改善に寄与してきたセーフィーは、EAGLYSのAI解析技術を取り入れることにより、デシャップなどに設置したカメラで撮影している画像から料理の盛りつけ状況や調理から提供されるまで置かれていた経過時間を瞬時に把握し、品質の保たれた料理を提供できているかをチェックできるサービスの開発に着手した。

 今回、実証実験に協力する「塚田農場」を展開するエー・ピーホールディングスでは、「混雑時でも提供する料理の品質をスタッフの目視で確認しているが、今回のAI画像解析サービスで代替できれば、スタッフはよりサービス提供のクオリティ向上に注力できるのではないか」と期待を寄せているという。

 セーフィーとEAGLYSは今後、今回得られる実証実験の結果を踏まえつつ飲食店各社が抱えるその他の課題やニーズにも対応できるサービスの開発を進めるという。