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低精白米・無濾過生原酒にこだわった高級日本酒ブランド「和圖(WAZU)」で新たな価値とストーリー提案へ【THREE】

2025年4月14日 8:45 am

 THREE(東京・神泉、土屋延大社長)は4月8日、ラグジュアリー日本酒ブランド「和圖(WAZU)」を立ち上げ、低精白米・無濾過・生原酒にこだわった日本酒の新たな価値と体験を提案していく。

 「和圖」は日本の酒文化を広く発信すべく、日本各地の酒蔵とともにその土地の風土と伝統、個性を最大限に引き出す酒造りを行う、日本酒の新たなラグジュアリーブランド。「和」は日本を、「圖」は地図を表し、「各地のお酒を用意し、プロデュースし、世界に発信していく」という思いを込めたという。

 同社は、「現在の日本酒の潮流として、精米歩合の低い酒の方が高価で売られる傾向がある中、個性あふれる酒を提供したいという思いがあり、あえて精米歩合の高い低精白米での酒造りにこだわった。日本酒の味わいは磨きだけではなく、米そのものの味や水、テロワールなどさまざまな要素によって決まる。『和圖』はそうした米の味や個性を重視する考えに基づき、日本酒の新しい楽しみ方を提案する」と説明する。

 「精米歩合」とは、精米(玄米から表層部を削る)して残った米部分の割合を%で表したもので、「精白度」は米を磨いた割合。例えば精米歩合70%は精白度だと30%となる。この歩合が低いほど残った米の部分が少ない高精白米、高いほど低精白米となる。

 精米歩合の低い高精白酒は雑味が少なくクリーンな旨みが特徴で、精米歩合の高い低精白酒は米が本来持つ素朴な風味や旨みを引き出した、複雑さのある味わいを特徴とする。

 各品の具体的な精米歩合について代表の土屋延大さんは、「数値を出すと先入観にとらわれてしまうため、あえて非公開としている。ラベルにも表記しない」という。

 ボトルには「絵巻ラベル」を採用。このラベルには、日本と酒の奥深い文化を国内外に伝えるために、日本語と英語の両面で各地の風土や酒造りの背景を描いた紀行文を記載し、飲むたびにその酒の生まれた土地の風景や物語に思いを馳せるという、五感で楽しむ日本酒体験を提供する。

表に日本語、裏に英語でその酒が生まれた土地の紀行文を掲載する