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日本ワイン専門ECサイトで珍しい日本産「酒精強化ワイン」の取り扱い開始 !【わいんびと】

2023年10月25日 11:50 am

 日本ワイン専門のモール型ECプラットフォーム〈わいんびと〉https://nihonwine.net/を運営するLASTSHIP(広島・五日市、山下武社長)は、日本では珍しい「酒精強化ワイン」を新たにリリースした。

 醸造過程でアルコール(酒精)を添加することで発酵を止め、味わいにコクとボリュームを持たせる「酒精強化ワイン」は、別名「フォーティファイドワイン」とも呼ばれ、世界的にはスペインのシェリー、ポルトガルのポートワインやマデイラワイン、イタリアのマルサラワインが有名だ。

 赤、白ともにあり、通常のワインより保存性が高く、独特の風味やコクがあり、辛口のものは食中酒として、甘口のものは食前酒や食後酒として楽しめる点などを特徴とする。

 今回、わいんびと生産者パートナーの北条ワイン醸造所(鳥取・北栄町、山田定廣社長)が、アルコールを添加し強制的に発酵を止め、ワインに熱を加えて熟成させるマデイラ方式の「酒精強化ワイン」2種を造った

 〈ソル・アンバー〉(720ml・アルコール分17%、3300円)は、北条砂丘産甲州種を原料とし醗酵時にアルコールを加え、数カ月加温。その後、約30年以上に渡り熟成させたワインをコニャック樽とシェリー樽にて36カ月熟成しブレンドしたもの。甘味と酸味が程よく、アフターに心地よい樽香を感じられ、食後酒に合うという。「ソル」はポルトガル語で「太陽」、「アンバー」は「琥珀」を意味する。

〈アンバー〉(550ml・アルコール分17%、1000円)は、〈ソル・アンバー〉と同じくマデイラ方式で醸造。深い黄金色で枯草や干し葡萄のニュアンスにシェリーがかった、穏やかで上品なアルコールの甘味と心地よい苦味のバランスが絶妙で、ジビエ料理やようかん、干し柿、ドライフルーツ、スプリッツァーによく合うという。

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https://foodfun.jp/archives/21780