酒類酒・ドリンク

日本初! 通常より低い沸点35度で減圧蒸留したフルーティーな本格米焼酎発売【松井酒造】

2023年8月22日 10:11 am

 〈倉吉〉〈鳥取〉〈山陰〉などのウイスキーを製造・販売している鳥取県倉吉市の松井酒造は、日本初(同社調べ)となる減圧蒸溜沸点35度の蒸溜法で作った本格米焼酎〈倉吉〉720mlを9月から順次出荷する。

 

 磨き50%の山田錦と黄麹、厳選した酵母を原料に純米大吟醸の造りを用いて、低温発酵で30日間熟成させたフルーティーな香りと旨味のある醪(もろみ)を、特許取得(メーカー所有)の減圧蒸溜機を使用してほぼ真空状態にすることで通常(45~50度)より低い沸点35度で蒸溜することに成功した。

 これにより、熱に弱く加熱しすぎると飛んでしまう米本来の香りを残すとともに、雑味の少ないすっきりと飲みやすい味わいを実現。パイナップルのようなフルーティーな香りと旨みが特徴で、炭酸で割るなど爽快な飲み方がオススメだという。

 今回の製品は「さらにおいしい焼酎を」「お米はまだまだ可能性を秘めている」との想いから、コロナ下の2021年秋頃から開発に着手。苦戦しながら形にするまで2年かかったという。アルコール度数25%で希望小売価格は2200円。