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モツ焼きと一緒に飲みたいドリンク1位は納得の「ビール」!2位はあのノンアル【HPグルメ外食総研調べ】

2023年8月4日 10:07 am

 モツ焼き店(ホルモン焼き、やきとんなど、主に豚のホルモン(内臓肉など)を串にさして焼く料理を提供するお店)には名店が多い。
 ビールやサワーなどアルコールとの相性もよく、呑兵衛なら「モツ焼きを食べるならここ」と決めている店が1つや2つはあるだろう。

 リクルートの外食市場に関する調査・研究機関であるホットペッパーグルメ外食総研が、全国20代~60代男女1035人(男性517人、女性518人)に、モツ焼きを食べるときに飲みたいドリンクについて聞いたところ(複数回答)、「ビール(発泡酒)」39.6%、「レモンサワー(レモンチューハイ)」26.0%、「ハイボール」20.6%、「コーラ」18.9%と、炭酸系の飲み物が支持される一方、「ウーロン茶」が2位の33.7%にランクイン。

 脂をさっぱりと流し込むドリンクが好まれるなかで、「ウーロン茶」「コーラ」などモツ焼きをノンアルコールと一緒に楽しむ人も多いことがうかがえる結果となった。

 「モツ焼き店について、どんなイメージを持っていますか」(複数回答)という質問では、「服や髪ににおいがつく」「噛み切れない」「味や香りにくせがある」などネガティブなイメージも多い中、最も高かったのは「安くてうまい(コスパが良い)」(34.1%)だった。

 それ以外では「『昭和』を感じられる」「混んでいる、席の間隔が狭い」など大衆的な雰囲気のイメージを持っていることがわかった。

 モツ焼き店について「食べたことがありますか、また好きですか?」と聞いたところ、28.6%が「食べたことがあり好き」と回答した。また、「食べたことはないが食べてみたい」も30.1%と、6割は「食べてみたい」だった。

 性年代別に見ると、「食べたことがあり好き」は男性30代(41.1%)、男性40代(40.3%)が特に高く、女性も30代(32.3%)、40代(27.0%)が高めという結果だった。

 一方、「食べたことがあるが苦手」が最も高かったのは20代の男女で、男性は16.7%、女性は18.5%となった。

 同総研は、「『モツ焼き』について『好き』と答えたのは男女とも30代・40代が特に高く、いわゆる“働き盛り”からの支持が厚い結果になった」と分析。

 また、「モツ焼きのイメージでは『安くてうまい(コスパが良い)』(34.1%)が最も高く、他には『スタミナがつく』(14.2%)など、安くてうまくて活力がつくものを求めているのではないか」とする。

 ネガティブなイメージでは「服や髪ににおいがつく」(24.5%)、「味や香りにくせがある」(18.6%)という回答が多く、モツ焼き店を敬遠する理由の一因とも推測されるが、「最近ではそのイメージを覆すような、ダクト完備の居酒屋風モツ焼き店や低温調理・フレンチ風の仕立てで提供する店も登場している。ウーロン茶やコーラなどノンアルコールと一緒の楽しみ方もでてきているので、今後の発展に期待できる」と解説した。

 この調査は、2023年6月2~3日に実施された。