調査・統計ピックアップ

〝ヌン活〟の次は「クリームティー」がトレンドに!?【HPG外食総研】

2021年12月22日 8:45 am

 リクルートの外食市場に関する調査・研究機関であるホットペッパーグルメ外食総研は、外食のプロフェッショナルを集めて実施している「トレンド座談会」の最新レポートで、20~40代女性の今冬の食トレンドとして「クリームティー」が台頭する可能性があると予想した。

 「クリームティー」とは、生クリームを煮て脂肪分を集めた「クロテッドクリーム」をスコーンに添えた簡単なお茶菓子と紅茶を楽しむイギリスの文化だと言われている。3段のケーキスタンドで提供される「アフタヌーンティー」と比較すると簡素ながらも気軽に楽しめる点が特徴となっている。

△Q.あなたはクリームティーに行ってみたいと思う/また行きたいと思いますか?

 同総研で「アフタヌーンティー」と「クリームティー」について、全国の20~40代の女性297人にアンケート調査したところ、34.3%が「クリームティーに行ってみたい/また行きたいと思う」と回答。また、「アフタヌーンティー」に対して良いと思うところについては、1位が「プチ贅沢気分が味わえる」73.4%で、次が「ゆったりした時間を過ごせる」60.3%だった。一方、改善してほしい点では「料金が高い」62.3%、「1人で行きづらい」44.4%、「カロリーが高すぎる」16.8%がトップ3だった。

 これらの結果を受けて、同総研の上席研究員である有木真理さんは「近年『アフタヌーンティー』は〝ヌン活〟とも呼ばれ人気となっている一方、アンケート結果のように改善してほしい点もある。そこで、『アフタヌーンティー』の良いところはそのままに、料金は手軽で、カロリーや量もちょうどいいのが『クリームティー』。20~40代女性の3人に1人超が「行きたい」と回答しており、ネクスト・アフタヌーンティーとして2022年、注目です」とコメントしている。

 同調査は、全国20〜60代男女を対象にインターネット調査を実施し、有効回答数1034件(男性517件、女性517件)のうち20〜40代女性を抽出した297件の回答を基にした。