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[常温]糖度18.5度以上の豪産規格外ぶどうのみを使用したデザートワイン風ジュース販売!【グローバルフルーツ】

2023年3月29日 9:08 am

 青果物輸入・販売を手がけるグローバルフルーツ(東京・八丁堀、井上義朗社長)は4月15日、糖度18.5度以上のオーストラリア産の規格外ぶどうのみを使用したデザートワイン風ジュース〈Re:Budo(リ・ブドー)〉180ml/500ml/1000mlを、スーパーで販売開始する。ゆくゆくは業務用へも販路を広げたいとする。

 〈Re:Budo〉に使われるぶどうは、オーストラリアのビクトリア州ミルデュラでぶどう農場「Budou Farms」を経営する松崎絢子さんと、農学者で夫のエンリケ・ロッシさんが育てる、クリムゾンとトンプソンという品種のもの。

 農学者であるエンリケさんが土壌にセンサーを差し、栽培に最低限必要な水量を管理しながら育てたブドウは糖度が18.5度以上と非常に甘く、種無しで皮ごと食せるのが特徴。日本国内でも生鮮ぶどうとしてスーパーなどで売られている。

 このぶどうを輸入する際、約26%が房から実が脱落してしまい、味や品質には全く問題がないにもかかわらず、日本市場では価値がないと判断されて通常販売できない「規格外ぶどう」になってしまっていた。

 グローバルフルーツは、規格外品も全量買い取ることで農家の利益を守り、かつフードロス削減と規格外でもおいしいという認知拡大のために、〈Re:Budo〉をリリースしたという。

 低圧で搾汁し、砂糖・甘味料・着色料不使用で、保存料としてクエン酸とビタミンCのみ添加した。記者も試飲したところ、デザートワインのような甘味と、濃厚なぶどうの味わいを楽しめた。

 同社は「まずはワイズマート、イトーヨーカドー、東急ストアなどの小売販売を行うが、業務用へも販路を広げていきたいので、興味のある飲食店はぜひ問い合わせしてほしい」という。