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18世紀のイギリス密造酒を再現した希少スピリッツが日本初上陸!【MOON SHINE】

2022年12月12日 8:54 am

 不動産業などを手掛けるREM(埼玉・北浦和、加賀崎彰人社長)は、日本初輸入となるイギリス産スピリッツ〈MOON SHINE(ムーンシャイン)〉(700ml・アルコール分40度)を業務・市販用として発売した。

 〈MOON SHINE〉とは、18世紀に高い税金を逃れるため、月明かりを頼りに“密造”したことに由来する酒の隠語を意味する。森の奥深くでひっそりと製造しながら何代も引き継がれてきた伝統のレシピを、ロンドン北部にある小さな蒸留所が再現。グレーンウィスキーの原型となる蒸留酒で、ホワイトコーンの風味と麦芽大麦、3つの異なる穀物から生み出される風味があり、ウィスキーのようなピートや樽、土着の香りではなく、原材料そのものの風味を存分に楽しめる味となっている。すべてハンドメイドで造られているため、本場イギリスでもごく少数の本数しか出回らないという。

ロンドン北部の田園地帯の蒸留所 100%天然由来、ハンドメイドで作られる

 中学・高校の6年間をイギリスのロンドン郊外で過ごしたREMの加賀崎彰人社長が、コロナ下に現地の友人から送られた〈MOONSHINE〉を飲んだところ、口当たりの良さと優しい味わいが学生時代のカルチャーショックを受けた体験を思い起こさせたことで、輸入を決意したという。

出荷直前の商品。ハンドメイド生産のため必要以上に原材料を収穫せず製造する

 ただ、現地に赴くことができず輸入販売も酒類販売も未経験だったため、蒸留所だけでなく、税関や海運業者とも辞書を片手にメールや電話でやり取りを続け、今回、日本向けとしてようやく1ロット・750本の販売を実現した。小売用では、アマゾンで8800円で販売しており、業務用については同社サイト(https://813kaga.com/)で問い合わせを受け付けている

 12月8日時点で在庫は十分にあり、継続的な輸入に向けて販路拡大に取り組んでおり、そのために現地の醸造所と日本での独占契約も締結したという。