
フードデリバリーや宅配サービスに関する情報メディア「Delivery Life」を運営するS.E.ネットワーク(大阪・日本橋、石田和也社長)が実施した「フードデリバリーの利用状況調査」によると、「もっともよく利用するフードデリバリー」は〈Uber Eats〉が半数以上の57.3%を占めて1位となった。2位は〈出前館〉(36.4%)で、その後〈Wolt〉(2.2%)、〈menu〉(1.4%)、その他(2.6%)と続いた。
同社は〈Uber Eats〉が半数を超えたことについて「知名度や利便性、提携店舗の豊富さが人気の理由」と分析。一方で、〈Wolt〉や〈menu〉は利用者が少なく、まだ市場に広く浸透していない状況が明らかとなった。また、「その他」には、「ガスト」や「ドミノピザ」、「マックデリバリー」など店舗が直接宅配するサービスや地域限定のデリバリーサービスなどが入っているという。
「よく利用するフードデリバリーを選ぶ理由」(複数回答可)では、「クーポンなどで安く注文できる」344人、「注文できるレストランが魅力的」283人、「配達時間が短い」199人の順となった。
このほか「1回の平均使用金額」では、「1000~1999円」が62.8%で最多となり、2位の「2000~2999円」(17.3%)との差も大きかった。
「利用頻度」については、「ふとした時に」57.0%が半数を超え、2位が「月に数回」28.1%、3位が「週1日」8.8%となり、日常的な利用ではなく、突発的にフードデリバリーを活用するケースが多いことがわかった。
「利用する時間帯」では、「夕食(18~21時)」61.5%、「昼食(11~14時頃)」27.6%、「午後(15~17時)」8.0%という結果となった。
今回の調査は9月26日から10月3日にインターネットで実施され、全国の20~60代の男女623人から回答を得た。