昨年、改正健康増進法が全面施行されて以降、タバコ禁止の店舗が増え、愛煙家にとってはタバコを吸える店を探すことが難しくなっている。一方、飲食店にとっても、せっかく喫煙ブースを設置したのに、なかなか喫煙者にしっかりと周知させられないという課題もある。
そこで、システム開発などを手掛けるカケル(埼玉・蕨、森下剛社長)は、スマホのMAP上で喫煙所や喫煙可能店を確認できるMAPアプリ「SMOP(Smoking MAP)」(https://smop-app.com/)を開発し、5月20日からiOS版に続きAndoroid版もリリースした。
「SMOP」は、地図アプリと同様にスワイプするだけで簡単に現在地近くでタバコを吸える店舗を発見でき、目的の店舗や喫煙所への経路が分かるナビゲーション機能も搭載。紙巻、加熱式、低温加熱式ごとの可否や、席または外で吸えるかも分かりやすく表示する。
さらに、「近くのカフェでコヒーを飲みながら席で吸いたい」「タバコが吸える居酒屋に行きたい」「コンセントが利用できるカフェで喫煙したい」など、シチュエーションでの絞り込み検索にも対応。以前は喫煙できたけれど禁煙に変更する店もあることから、ユーザーが「吸えなかった」と報告できるボタンも設置し、情報をアップデートできるようにした。
アプリに店舗情報を登録したい飲食店は、サイト上の「問い合わせ」から必要事項を記入して送信すると、同社から情報入力についての詳細が伝えられる。現在は無料で登録できるものの、6月中に予定している大幅アップデートの際には、店舗情報ページをカスタマイズできるなどの有料プランを始める予定だ。