「バナナ」と聞いてまず思い浮かべるのは、生食する黄色いバナナやバナナジュース、南国フルーツといったイメージだろう。一方で、南米や東南アジアでは青いバナナを加熱した料理もメジャーだ。
ウェブサービス事業などを手掛けるアールビー・エコー(東京・青山一丁目、秋元之浩社長)が運営する、業務用食品メーカーと飲食店をオンライン上で直接つなぐサービス〈Reci BASE(レシベース)〉(https://app.recibase.net/)は10月3日、エクアドル大使館商務部の全面サポートのもと、エクアドル産調理用バナナ〈プラタノ〉を掲載開始した。
〈プラタノ〉は、南米など熱帯地域で生産されている調理用バナナの総称。生ではなく加熱調理して使用されており、主食として食べられる国もあるという。
バナナなのにポテトのような食感と味で、通常のバナナよりビタミンC、カリウムなどの栄養価が高いのが特徴。
熟すとともに甘みが増すため、色々な味の変化が楽しめ、かつグルテンフリーの食品。調理用バナナのため、加熱調理は必須だ。
エクアドル産〈プラタノ〉の輸出先でもっとも多いのはアメリカ・EU。健康志向の人に愛されている食べ物で、グルテンフリー食品として認知が高まりつつあるという。
〈プラタノ〉の生産農家は規模が小さいため、現地の組合では栽培ノウハウをシェアしたり、必要備品を配るなど援助している。またコミュニティを育てる取り組みとして、生産地域に教育施設や医療施設を作り農家を保護していることから、〈プラタノ〉を店で提供することでSDGsの活動にも参加できる。
〈Reci BASE〉では〈プラタノ〉を使ったレシピを公開しているので、「プラタノ料理をお店で出してみたいけど、調理方法がわからない……」という悩みも解決できそうだ。