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店ごとの「味ブレ」なくす! 繊細な火入れを自動化できるIHヒーターが注目だ!!【Felicidad】

2022年9月26日 10:57 am

 食料品や日用品の輸出入や国内外商品の卸販売などを手掛けるFelicidad(フェリシダ/東京・新大久保、上野雄太郎社長)は、IHヒーターと調理器具、専⽤アプリをBluetoothで連動させることで、誰でも簡単にプロ級の料理を仕上げられるというスマートキッチン家電〈Hestan Cue(ヘスタンキュー)〉https://hestancue.jp/を、飲食店でも活用できるツールとして提案を始めた

 〈Hestan Cue〉は、アメリカで国内調理器具トップシェアを持つMeyer社の最⾼級ブランド〈Hestan〉をベースに、焼く・揚げる・煮る・蒸すなど約450レシピが搭載したアプリと連動させ、調理⼯程の中で最も難しいとされる「⽕⼊れ」を自動化したもの。レシピには、ミシュラン掲載実績を持つ有名シェフの料理などもあり、画面の指示に従って調理するだけでプロの味を家で味わえることを売りとする。

調理のイメージ画面

 同製品を使うと、例えばステーキを焼く場合、肉の厚さと好みの焼き加減を選ぶと、38〜259℃まで1℃単位で温度をコントロールし、最適な温度と時間で焼き上げる。⼿動での温度設定やタイマー設定も可能で、具材を入れたまま放っておけば決められた設定で調理するので低温調理などにも役立つ。

 本来は市販向け製品ではあるものの、チェーン展開する店舗で「強火で炒める」「弱火で10分」などの指示では味にブレが生じたり、焼き加減にムラが生じることがあることから、同製品を導入することで均一した焼き加減や煮込み加減の料理をレシピ通りに提供できるという。

 販売価格は、〈Hestan Cue スマートIHヒーター〉が5万5000円、〈Hestan Cue スマートフライパン〉と〈Hestan Cue スマートソースパン〉が各3万3000円。IHヒーターは単体で使用できるが、アプリと連動して調理するには、〈スマートフライパン〉または〈スマートソースパン〉とセットで使う必要がある。

〈Hestan Cue スマートIHヒーター〉に乗せた〈Hestan Cue スマートフライパン〉(右)と〈Hestan Cue スマートソースパン〉