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スタッフ1人あたり月500円で売上・勤怠・経費管理を自動化できるアプリ登場【テンスケ】

2022年8月24日 4:33 pm

 看板・チラシなどのデザインやホームページ作成などを手掛けるベンチャー企業の春野デザイン(福岡・清川、亀元友弥社長)は8月24日、個店や小規模事業者向けに売上・勤怠・給与計算・経費管理を自動化できる機能を搭載し、スタッフ1人あたり月額500円(税別)で利用できる店舗管理用クラウドウェブアプリ〈tensuke(テンスケ)〉https://ten-suke.com/をリリースした。

 同社は、個店などの小規模事業者から、大手などが販売しているレジアプリは「固定費が高い」「使い方が難しい」「複数のアプリを兼用する必要がある」ことから導入ハードルが高いという意見を受けていた。そこで最低限必要な機能だけを搭載して導入ハードルを下げ、初めてでもすぐに使えることを目指して開発したのが〈テンスケ〉だという。

 同アプリはブラウザ上で起動するためインストールする必要がなく、主に4つの機能を搭載している。

 「スマートレジ機能」を使うと、管理画面に商品を登録するだけでレジとして利用でき、スマホやタブレット、パソコンで注文商品と注文数を選択して入力するだけで売上を集計。登録できる商品数に上限はない。

 「勤怠管理機能」では、スタッフが自身のスマホから簡単に出勤・退勤打刻を行える。また、管理画面には、打刻したデータを元に設定しているスタッフの「時給」と「交通費」などから給与を自動で計算して表示する。

 「日報機能」は、売上の明細やメモなどを記録し、その日報を管理画面で設定している「管理者メールアドレス」宛にメール送信する機能。管理者が休みなどで店に行けない時も店舗の状況を簡単に共有できる。

 「経費管理機能」では、「勘定項目」「支払い先」「金額」「月日」を入力しクラウドデータベースに送信すると、そのデータを元に売上金額から純利益を自動計算する。これにより、月1回の締めを待たなくても毎日、現状の利益を確認できる。

 管理画面トップのダッシュボードには、月ごとの売上、純利益、人件費、経費、販促費、今日の売上などが毎日自動計算されて表示されるため、ひと目で現状を確認して迅速な判断をする材料として役立てられるという。

 利用する際には初期費用などはかからず、アプリを使用するスタッフ1人あたり月額500円(同)となる。現在は1人目の利用料を無料とするキャンペーン(終了時期未定)を実施していることから、1人で運営しているキッチンカーやテイクアウト店などであれば、無料ですべての機能を利用できる。スタッフが退職した際は、管理画面から「スタッフ削除」することでスタッフ情報が削除され、サブスクリプト契約も解除される。

 春野デザインの亀元友弥社長は「私自身、飲食店に勤めていた経験もあり、自社でも飲食事業を行っております。店舗経営には、小口経費の計算や勤怠管理、売上管理、給与計算など、店舗営業以外にも多くの業務があります。そして、大手システムの導入を検討できない小規模事業者様やデジタルを犬猿している事業者様は多く、経理業務に時間的リソースを取られストレスを抱えている事業者様を多く見てきました。このような経緯から店舗業務を代わりに自動化してくれるクラウドシステム〈テンスケ〉を開発しました」と経緯を説明している。