今やSNSによる集客は当たり前になってきた。飲食店の物件情報サイト「飲食店.COM」などを運営するシンクロ・フードが6月28~30日、飲食店.COM会員(飲食店経営者・運営者)484人に対し、飲食店に特化した同社のリサーチサービス「飲食店リサーチ」(https://www.inshokuten.com/research/company/)を使って、SNSを利用した集客について聞いたところ、「現在SNSを活用した集客を行っている」と回答した店舗は82.6%だった。
次に、最も活用しているSNSを聞いたところ、「Instagram」が最多の59.5%で、「Facebook(19.3%)」、「Twitter(11%)」と続いた。動画系SNSの「YouTube」は0.5%、「TikTok」は0%という結果だった。
最も活用しているSNSからどのような効果が得られたかは、「店舗の認知向上」が最も多い63%で、次に「客足の増加」が53.3%となった。また上位3つのSNS別においても、さほど差異は見られなかった。
続いて、どのような内容の投稿が集客や売上に効果があるように感じるかについては、「新作またはおすすめメニュー」が最も多い58.3%で、次に「イベントなどの告知」が41.3%という結果に。
意外なのが「日常のつぶやき」も20.5%が効果を実感するとあり、店のファンを増やす要因の1つになっているようだ。ちなみに上位3つのSNS別でも同様の順位となった。
フォロワーを増やすために行ったこと(行っていること)では、「ハッシュタグを積極的に活用」「フォローに対するサービスの提案」「特別感のある情報の発信」「インフルエンサーを利用」などが挙がった。
一方、SNS以外で集客に活用しているツールは、「Googleビジネスプロフィール」が最も多い51.2%で、「自社のホームページ」が50.2%。次いで「食べログ(39.7%)」、「ぐるなび(24.8%)」、「ホットペッパーグルメ(23.1%)」と続いた。