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寿司など客単価高い店では半数以上がキャッシュレス決済に【ポスタス調べ】

2022年8月24日 8:45 am

 クラウド型モバイルPOSレジ〈POS+(ポスタス)〉を提供するポスタスが、新たな取り組みとして、全国各業態で導入が進むキャッシュレス決済の利用状況を集計したところ、全体でのキャッシュレス決済の利用比率は37.7%となり、エリア別では関東地方のキャッシュレス決済比率が45.5%と高かった

 業態別では「専門料理、その他」でのキャッシュレス決済比率が高く、ジャンル別で詳しく見てみると「鉄板料理、フランス料理、その他西洋料理、しゃぶしゃぶ、寿司」といった比較的単価の高いジャンルでは半数以上がキャッシュレス決済を利用していることが分かった。

 ただし、これら高単価ジャンルでのキャッシュレス決済は、ほとんどがクレジットカード決済だった。一方、「ハンバーガー、カレー、ラーメン、そば・うどん」などの軽食や食事系では現金決済が多いものの、キャッシュレス決済の中では電子マネー比率が高かった。この結果から、業態・単価によるキャッシュレス決済についての行動の差がはっきりとした。

 同調査では、〈POS+〉を導入している飲食店を以下の5業種・25ジャンルに分類し、7796社のPOSデータを集計して分析した。
・「食事系」:カレー、そば・うどん、ラーメン、食堂・定食、レストラン、寿司
・「軽食」:カフェ・喫茶、ハンバーガー
・「専門料理」:焼肉、韓国料理、寿司、お好み焼き、鉄板料理、ステーキ・ハンバーグ、フランス料理、中華料理、海鮮料理、アジア・エスニック、イタリア料理、日本食、しゃぶしゃぶ、その他西洋料理、沖縄料理
・「居酒屋」:和風居酒屋、洋風居酒屋
・「その他」=カフェ・喫茶、その他西洋料理、バー、鉄板料理店