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低コストでのクラウドキッチン開業支援サービスで入居テナント募集【Kitchen GATE】

2022年1月18日 6:06 pm

 クレディセゾングループとビジョングループによる合弁会社eeeats(イーツ、東京・池袋、谷公介)は、デリバリーとテイクアウトに特化した飲食事業者向けのクラウドキッチン「Kitchen GATE(キッチンゲート)」事業https://kitchengate.jp/を展開するため、1号店を3月に東京・日本橋浜町で開業する予定としており、その入居テナントの募集を始めた。

 「Kitchen GATE」は、飲食業に挑戦したい人や独立開業を目指したい人などに対して、より多くのチャレンジをサポートし、出店者とともに早期収益化・安定運営体制構築を目指していくことをコンセプトとしている。

 入居者がクラウドキッチンの実績を基に実店舗開業を検討する際は、eeeatsが運営する居抜き物件専用サイト「ぶけなび」が物件探しや出店を支援。それぞれの段階を見据えたワンストップソリューションの入口として「Kitchen GATE」を開発した。

 コスト面では、一般的な飲食店の開業には約1000万円の初期費用がかかるところ、同サービスは加盟金(50万円~)と賃料で始められるまた、ランニングコストでも最低賃料を可能な限り低価格に設定し、上限を設けた売上歩合賃料を設定。売上高に応じた無理のない運営を支援する仕組みを構築した。さらに、退店時においてもクリーニング実費以外の原状回復費用は発生しない。

 デリバリーについても市場商圏調査や〈Uber Eats〉〈出前館〉などの主要デリバリーサービスの競合調査を実施。デリバリー需要の高い立地のみを厳選したクラウドキッチン開発を進めていく。ちなみに、1号店の「Kitchen GATE 日本橋浜町」では、近隣の競合飲食店、デリバリー配達員の分布などを分析し、オフィスワーカー・近隣住民の双方をターゲットとした高いデリバリー需要を見込んでいるという。

 また、eeeatsが保有するゴーストレストラン事業の実績を基に、開業・商品開発などのサポート、専門事業者との提携によるマーケティング支援ツールを無料で実装。同社が提携している一括発注システムの導入や、「スープ春雨」「ベジボウル」など実績あるブランドのフランチャイズ提供にも対応するという。

eeeatsの自社ブランドの一例

 さらに、同社は居抜き物件専門の開業支援サイト「ぶけなび」と居抜き物件の買取りサイト「飲食店買取りJP」を運営していることから、居抜きコンサルティングで培ったノウハウを活かし、クラウドキッチン開業だけでなく居抜き物件を活用した低予算での実店舗開業支援までサポート。今回の1号店に限らず、開業したい人の問い合わせを受け付けている。

■「Kitchen GATE 日本橋浜町」の募集要項は以下の通り
場所:東京都中央区日本橋浜町2-24-2
最寄り駅:都営新宿線 浜町駅徒歩4分、地下鉄半蔵門線 水天宮駅徒歩5分
賃料:17万円~
加盟金:50万円
入居時期:2022年3月頃
設備情報:2槽シンク、ガステーブル、冷凍冷蔵庫、コールドテーブル(冷蔵庫)など