ぐるなびは、2021年9月に21年「トレンド鍋」として「まるごと鍋」を選出し、それを受けて開催した「『まるごと鍋』グランプリ」で、北海道札幌市「相撲茶屋 恵大苑」の〈北の大地のゴロゴロ塩ちゃんこ〉を第1位に決定した。
同グランプリは、「トレンド鍋」発表後の2021年9月9日から12月19日にエントリーした飲食店を対象に、11月9日から12月31日まで一般投票を実施。投票結果と「おとなの週末」編集長の門脇宏氏、みんなのごはんクリエイターで料理家の河瀬璃菜氏、シェフの森枝幹氏による審査を経て決定される。
今回は97店舗がエントリーし、グランプリの〈北の大地のゴロゴロ塩ちゃんこ〉は一般投票で約2500票を得た。じゃが芋は皮のまま半分に切り、大根は皮のまま大きめの乱切りにして電子レンジで加熱して鍋に投入するなど、調理する際に出る野菜の皮や具材の切れ端を一切出さず限りなくゼロにした。北海道が生産量日本一のじゃが芋と大根をメインに使い、北海道が消費量日本一の豚肉をアクセントにした素朴な塩ちゃんこ鍋で、審査員は「すべてにおいて『もったいない精神』が感じられ、食べた翌日の体調もいい」ことを選定理由に挙げた。
2位には「異国空間★大人のエキゾチックレストラン クンビラ」(東京都渋谷区)の〈丸鶏とスパイスで美肌ヘルシー ヒマラヤ鍋〉が選ばれた。鶏1羽を丸ごと使い、コラーゲンが染みでた出汁と共にもも肉、むね肉、手羽元、手羽先、ささみまで、全ての部位が食べられる鍋で、濃厚な白湯スープにヒマラヤの黒岩塩とネパール産のオーガニックなウコンやスパイス、ハーブで仕上げた出汁スープはあっさりした優しい味わいだという。
3位に選ばれた「漁亭浜やかわまちてらす閖上店」(宮城県名取市)の〈せりが主役なんです。葉も茎も根も。まるごと食す鍋!〉は、約400年前から栽培がはじまった宮城県名取市の「仙台せり」が主役で、葉、茎、根っこまでをまるごと食す鍋となっている。
このほか、協賛企業による部門賞も選出され、テーブルマークの「シメはめんで賞」には、〈牡蠣鍋〉「海鮮居酒屋MARU」(東京都墨田区)、〈お江戸大名鍋〉「築地 いなせや」(東京都中央区)、〈日南鶏鍋〉「風見鶏」(神奈川県横浜市)が、宝酒造の「お酒に合いそうで賞」には、〈まるごとアンコウ鍋〉「旬の味 福家」(東京都練馬区)、〈カンパチ出汁のしゃぶ鍋〉「九州屋台九太郎守谷店」(茨城県守谷市)、〈チャンピオン黒毛和牛の極上もつ鍋〉「和とワイン 薬院 成田屋」(福岡県福岡市)が選ばれた。
グランプリには賞金30万円、2位には15万円、3位には5万円が授与され、部門賞には協賛企業から商品が与えられる。詳細は特設サイト(https://pr.gnavi.co.jp/promo/trendnabegp/2021/grandprix/)で確認できる。