消費者参加型のミステリーショッパーサービス「ファンくる」を運営するROIが、「ファンくる」会員を対象に、「居酒屋利用についての意識調査」(有効回答数1000人・うち男性370人、女性630人)を2021年11月18日~11月25日に実施した。
「直近で訪れた居酒屋の後、二軒目を利用しましたか?」の問いには91%が「利用しなかった」と回答。20代は88%、30代は85%が「利用しなかった」だったが、40代以上はすべて90%以上となった。
「直近で利用した居酒屋はどういった経由で訪れましたか?」では、51%が「以前行ったことがある」だった。その割合は高年齢になるほど上昇した。
「直近で利用をした居酒屋は何時に入店しましたか?」では、「20時まで」に入店する人が94%だった。年代別での傾向は同じだが、20代は「20時まで」が88%となり、20時以降の入店が若干多かった。
「直近で行った居酒屋は何名で利用しましたか?」の問いは、「4人以下」の少人数利用が92%を占めた。年代別で大きな差は見られなかった。
「直近で利用した居酒屋はどのくらい滞在しましたか?」では、「3時間以内の滞在」が92%。若年層になるほど、若干ではあるが長時間利用の割合が多い傾向になった。
同社は、「傾向として、少人数での21時までの入店、滞在は3時間以内の最小限にとどめ、二次会なども『1軒目での居心地があまりにも悪かった』などという理由がない限り行かないという、国が注意喚起している感染対策のルールを守りつつ居酒屋を楽しむ人が増え、コロナ前の居酒屋の楽しみ方とは大きく変化した結果となった」とした。
また、「未だコロナによる店舗運営の厳しさが見受けられるが、引き続き居酒屋を利用したいとする人は94%と明るい回答を得られている。さらに、ネットや予約サイトよりも『以前来店したことがある店』を選んでいる人がどの世代でも最も多く、『再来店』獲得が今後の居酒屋運営のカギとなりそうだ」と分析した。
ちなみに、「来年も引き続き居酒屋を利用したいですか?」の問いには、全体の94%が「利用したい」と答えた。年代別ではそれほど差が出なかったが、60代以上は98%が利用したいと答えた。