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植物性タンパク含む60種以上の栄養素詰まった次世代野菜製品を日本独占販売【味の素】

2021年7月28日 1:02 pm

 大豆ミートを中心に、さまざまなプラントベースフードが開発される中、栄養素が豊富で環境負荷の少ない栽培方法で生産できる画期的な次世代ベジタブル製品が誕生した。

 味の素は7月30日、タンパク質を豊富に含み、60種類以上の栄養素が含まれている葉野菜「ミジンコウキクサ」を商品化した次世代ベジタブルドリンク〈Mankai(マンカイ)〉を自社通販のみで発売する。

 「マンカイ(ウォルフィア)」は直径0.5gと世界最小の葉野菜で、イスラエルのバイオベンチャー企業・ヒノマン社が「ミジンコウキクサ」を使って商品化し生産体制を構築。味の素は2017年、ヒノマン社に17億円を出資して研究開発を支援するととも、日本での独占販売権と米国、タイ、ブラジルでの販売権を取得した。

 〈マンカイ〉には青汁の約3倍のタンパク質に加えて、鉄分、ビタミンB12、食物繊維など豊富な栄養素が凝縮されており、アミノ酸スコアも卵とほぼ同等という理想的なバランスとなっている。

 また、〈マンカイ〉自体には味や香りがなく、さまざまな料理に活用できるため、試験導入しているハーバード大学のカフェテリアでは、ピザやベジバーガー、サラダドレッシングとして提供されている。

▲「マンカイ」を練り込んだパスタ

 ヒノマン社が9年かけて独自開発した成長を最適化する水耕システムにより、農薬や成長促進剤を使わず、光と水、肥料、湿度、温度を管理するのみのクリーンな環境で栽培。3日で2倍に増えて収穫できるため、環境負荷を抑えたサステナブルな生産を可能とした。

▲味の素・西井孝明社長

 西井孝明社長は「まずは家庭用として自社通販のみで販売するが、冷凍食品や外食、コンビニなどへの展開も視野に入れて開発を進める」と今後の見通しを示し、25年までの国内販売目標を50億円とした。

 今回販売する〈マンカイ〉は、抹茶の味付けをしたスティック状の粉末で、水や牛乳に混ぜて飲めるようにしたもの。スティック1本(4.5g)で1日に推奨される野菜の1/3以上を摂取出来るという。

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