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高強度・高耐水の〈麦わらストロー〉本格製造始動!飲食店への販売も予定【アサヒGHD】

2021年5月17日 9:09 am

 アサヒグループホールディングスは、(一社)広域連携事業推進機構が主催する「ふぞろいのストロープロジェクト」に参画する。

 同機構は、全国の農業生産者や民間企業、社会福祉法人、教育機関、非営利団体、行政機関などが参画・後援している団体。

 産業や地域を越えて連携し、産官学民一体となって地球と社会の問題解決に貢献することを目的として21年4月に設立された。

 「ふぞろいのストロープロジェクト」の活動初年度となる21年は、〈麦わらストロー〉の製造方法や品質管理の確立、販路開拓などに取り組むことに加え、加工工程の一部を福祉団体・就労支援施設へ委託し、障がい者の自立支援を目指す農福連携も推進する。

 〈麦わらストロー〉は紙製のものより高強度・高耐水といわれており、水分を含まず柔らかくならないことから、使用感も良いとされる。

 アサヒグループホールディングスは、2020年6月に麦わらを使用したストローのテスト製造を開始していた。

▲〈麦わらストロー〉の原料となる大麦の畑

 麦の収穫時期である5月中旬から順次作成を開始し、全国で1000万本を製造する目標を立てる。

 製造したストローは、環境問題に関するワークショップなどで使用するほか、21年8月を目途に、環境問題に積極的に取り組む飲食店や企業・団体などに販売を予定する。

 また今後、ECサイトでの販売も検討するという。

 22年度に予定されている「プラスチック資源循環促進法案」施行を前に、〈麦わらストロー〉の普及に取り組むことで、地域社会との共創による循環経済モデルの構築を目指す。

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