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東日本大震災の津波被災地活用プロジェクトで麦わら製〈希望の大麦ストロー〉のテスト製造開始!【アサヒGHD】

2020年6月10日 8:11 am

〈希望の大麦ストロー〉(イメージ)

 アサヒグループホールディングス(東京・浅草、小路明善社長)は、麦わらを使用したストロー〈希望の大麦ストロー〉の製造を開始する。

 同社は2014年から、東松島みらいとし機構(宮城県東松島市、渥美裕介代表理事)と、東日本大震災で被災した宮城県東松島市の津波被災土地の有効活用を目指す「希望の大麦プロジェクト」に取り組んでおり、ここで栽培・収穫した「希望の大麦」を一部使用し、クラフトビール〈希望の大麦エール〉を醸造している。

〈希望の大麦エール〉

 今年はテスト展開として、東松島みらいとし機構の試験圃場において、6月11日頃から刈り取る麦わらを約2週間乾燥させ、ストロー2万本を製造する予定。麦1本からストロー2~3本が製造できるという。

 麦わら製ストローは紙製のものより高強度・高耐水といわれており、水分を含まず柔らかくならないことから、使用感も良いとされる。同社によると、今回はあくまでテストとして作り、製造後の具体的な販売方法や予定などは今後検討していくとのこと。

大麦を脱穀後、乾燥させた茎を集める様子

大麦を脱穀後、乾燥させた茎を集める様子

 将来的には〈希望の大麦ストロー〉の理念普及と活用促進活動を行い、地域が自立して製造・販売できる製造量を確保することで、持続可能なビジネスモデルを構築し、当初の目的である東北復興応援に加え、環境課題や地域の活性化・雇用創出などにも取り組むプロジェクトとしてさらなる発展を目指す。

 アサヒグループHDはこれまでにも環境に配慮した製品を打ち出しており、2018年にはアサヒビールがパナソニックと共同開発し、高濃度セルロースファイバー成形材を活用したビール用カップ〈森のタンブラー〉をリリースした。今年で展開2年目を迎え、事業化に向けて取り組みを強化している。

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