BGMによる空間演出は店舗の雰囲気づくりの重要な要素でありながらも、複数店舗でのBGMオペレーションでは、「混雑時と平常時でBGMの演出を変更したいが、店舗スタッフの作業負荷が増えてしまう」「混雑時は忙しく作業を忘れやすい」「店舗オリジナルのBGMプレイリストを編成したい」「コロナ禍での感染対策CMを制作したいがノウハウがない」などといった課題がある。また、全店で方針・ルールを定めて各店舗スタッフがアナログ運用しようとすれば、手間やコストが余分にかかってしまう。
そこで、USEN-NEXT HOLDINGSのグループ会社のUSENは、60年以上のノウハウを活かし、同社初となるAIを搭載したチェーン店向けBGMサービス〈U MUSIC Enterprise〉（https://iot.usen.com/u-music/enterprise/）の提供を始めた。
同サービスは、複数店舗で流すBGMのプレイリストを統一した上で、天気などの外部要因に合わせてAIが自動選曲したBGMを流すというもの。
さらに、同社が提供する防犯・店内分析用AIカメラユニット〈U EYES〉と組み合わせると、これまでは不可能だった店舗ごとの混雑状況に応じてプレイリストを自動変更出来るようになった。これにより、例えば平常時にはお客さんがくつろげるプレイリストを流し、混雑時にはお客さんの気分を盛り上げるアップテンポなプレイリストに自動で切り替えるなど、店舗側の手間は一切かからずに統一感のある空間演出を可能とした。
〈U MUSIC Enterprise〉では、シーンや業態に合った番組を1000ch以上用意し、BGMやCM、電源のオン・オフなどのタイムスケジュールをUSENが委託されて編成・管理する。また、あらかじめ独自に編成したコンテンツを流したり、好きなタイミングで手動再生に切り替えたり、店舗によって内容の異なるCMを同時刻に再生したりといった機能を搭載した。
料金は、店舗規模や使用条件などによって異なり、〈U EYES〉とのセット割引も用意するという。
