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「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」2025年は56点が受賞!【ワイングラスでおいしい日本酒アワード実行委員会】

2025年4月17日 1:35 pm

 ワイングラスでおいしい日本酒アワード実行委員会はこのほど、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2025」で最高金賞に選ばれた蔵元の表彰式を都内で開催した。

 「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」は、日本酒の需要を掘り起こし、日本酒の文化継承・発展を祈念して行う取り組みとして、ワイングラスの力を認識し新たに見出された日本酒の魅力を広く伝えていこう、という趣旨に賛同した専門家達により、ブラインドで評価したコンテスト。

 2011年に始まり今回で15回目となった今回は254社から1091点のエントリーがあり、そのうち出品酒56点に最高金賞、290点に金賞が授与された。

 「メイン部門」(1.8L・2800円以下または720ml1400円以下)では、新澤醸造店(宮城)の〈伯楽星 純米吟醸〉やDHC酒造(新潟)の〈越乃梅里 吟醸〉など14点が選出された。

〈伯楽星 純米吟醸〉(左)と〈越乃梅里 吟醸〉

 今回より新設された「生酒部門」(チルドで流通管理される生酒で720ml2000円以下または300ml1000円以下)では、南部美人(岩手)の〈南部美人 純米吟醸生酒〉や 松岡醸造(埼玉)の〈帝松 PREMIUM 純米吟醸生原酒〉など7点が選定された。

〈南部美人 純米吟醸生酒〉(左)と〈帝松 PREMIUM 純米吟醸生原酒〉

 そのほか、「スパークリングSAKE部門」(720ml1960円以下または300ml820円以下)では2点、「プレミアム大吟醸部門」(メイン部門を超える価格の大吟醸・純米大吟醸酒)では17点、「プレミアム純米部門」(メイン部門を超える価格の純米・純米吟醸酒)では12点、「プレミアム熟成酒部門」(常温貯蔵3年以上の熟成香良好なもの)では2点、「プレミアムスパークリングASKE」(スパークリングSAKE部門を超える価格)では2点の、計56点が最高金賞を受賞した。

 日本酒造組合中央会元理事で審査員代表の浜田由紀雄さんは表彰式で、「メイン部門は、近年品質が非常に良くなっている。これまで主だった吟醸香から穏やかな香りや熟成した香りも出てくるなど香りの幅が広がっており、味とのバランスや後味の切れも良く、ワイングラスで手軽に飲むのに適している」と評価した。

審査員代表の浜田由紀雄さん

 今回新たに設けられた「生酒部門」については、「生酒はかつては喉に引っかかるような後味や香りがあまり好まれなかったが、現在ではフレッシュでフルーティーな香りが冷やして飲むスタイルと相性がよく、日本酒の多様性としての広がりを感じる」とした上で、「審査時はかなり冷やしていたために香りや味が感じにくい点があり、爽やかだが物足りない印象を受けたものもあった。今後、低温での提供を前提とするなら甘みや酸味の工夫が必要なものの、日本酒の幅を広げるのに期待の持てる部門だ」と講評し、「このアワードを通じて、ワイングラスでおいしく飲める酒の開発が進み、日本酒の新たな需要開拓に貢献することを期待する」と結んだ。

「ワイングラスでおいしい日本酒アワード メイン部門」を受賞した日本酒14点は以下の通り。(商品名/蔵元/所在都道府県)

・伯楽星 純米吟醸/株式会社新澤醸造店/宮城県
・伯楽星 特別純米/株式会社新澤醸造店/宮城県
・純米酒 蔵王/蔵王酒造株式会社/宮城県
・東光 純米吟醸原酒/株式会社小嶋総本店/山形県
・越乃梅里 吟醸/株式会社DHC酒造/新潟県
・吉乃川 純米酒PAIR/吉乃川株式会社/新潟県
・仙醸 純米吟醸 無濾過/株式会社仙醸/長野県
・蓬莱 蔵元の隠し酒/有限会社渡辺酒造店/岐阜県
・國盛 彩華 大吟醸/中埜酒造株式会社/愛知県
・KONISHI 大吟醸ひやしぼり/小西酒造株式会社/兵庫県
・KONISHI 吟醸ひやしぼり/小西酒造株式会社/兵庫県
・白鶴 Blanc/白鶴酒造株式会社/兵庫県
・千代むすび 純米酒/千代むすび酒造株式会社/鳥取県
・旭鳳 純米こしひかり/旭鳳酒造株式会社/広島県