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検温時の顔写真からリピート客を識別し瞬時に店員に情報共有するサービス誕生!【リピあげ】

2022年4月25日 2:03 pm

 顔認証サービスの企画・開発・提供を手掛けるココロトヒナタ(東京・銀座、松本健一社長)は、画像認識AIベンチャーのデータスコープ(東京・浜町、内田次郎社長)の顔認証端末「Face FC」と連携し、入店する際の検温時の顔認証画像と顧客データを紐づけて、スタッフの携帯端末に送信して顧客情報を確認できるサービス〈リピあげ〉https://cohina.jp/ripiage/lp/の提供を始めた

 同サービスは特許出願中となっており、AIが入店時に確認した顔画像を基に、あらかじめ登録したクラウド上の顧客情報から該当の顧客をピックアップし、スタッフが持つ携帯端末にその顧客データをすぐに送信する。これにより「よく見るお客さまがきたのに、名前が分からない」「新人が入るけど、常連客情報の共有はどうすればいいか」といった悩みを解決し、ホスピタリティの質を向上させて「リピート率を上げる」ことに役立てられるという。

 顧客データの内容として、以前にどのような注文があったかやスタッフとの会話なども入力でき、これらの入力データを基にスタッフの正確な評価にもつなげられる。また、お客さんとの会話内容を従業員同士で共有することで、従業員間の会話も増え、チーム・店舗内での接客戦略・接客向上にも役に立つ効果を期待できるとしている。

 撮影した写真を顧客情報と紐づけるため、取得したデータは個人情報扱いとなる。そのため、店頭やサーモカメラを立てる台、ホームページ上などに個人情報の取り扱いについて表示して運用することになる。利用料金は導入店舗数やオプションなどにより変動するものの目安としては1店舗あたり1万5600円~(端末代別)となる。