飲食店と卸やメーカーとの受発注を円滑にする「BtoBプラットフォーム受発注」などを運営するインフォマートは、飲食店がいつでもどこからでも無料で日々の発注をできるスマホ向けアプリ「Order Time(オーダータイム)」をリリースした。
今でも食材の発注にFAXを使っている飲食店は多く、限られた時間内で、手書きによる発注ミスが起きたり、退勤後に発注確認ができないなどの課題がある。また、近年はアルバイトスタッフがFAX操作を知らなかったり、パソコン操作に不慣れだったりという新たな課題も出てきている。
そこで今回、卸業者などの売り手企業から飲食店などの取引先を招く仕組みである同社サービス「BtoBプラットフォーム 受発注 ライト」を活用。電話やFAXで発注している飲食店が無料で利用できる「Order Time」を開発した。これにより飲食店は、時間や場所に制限されず、日々の発注をいつでもどこでも簡単にできるようになる。また、取引先の売り手企業にとっても、受注をデジタル化することで「言った・言わない」などのトラブルが軽減でき、いつでもどこからでも受注の確認ができることから、双方にとって業務効率化を実現できる。
飲食店はアプリをインストールし、「BtoBプラットフォーム 受発注 ライト」を利用している場合は自社IDで、利用していない場合は会員登録して取得した新規のIDでログインし、「BtoBプラットフォーム 受発注 ライト」利用中の売り手企業の中から発注したい企業を選ぶ。自社とつながりがない売り手企業には「リクエスト送信」機能を使い、相手が承認すると発注できるようになる。すでにつながっている場合は申請する必要はない。
今後の展開として、2021年1月頃には「BtoBプラットフォーム 受発注 ライト」を利用していない売り手企業にも、アプリからFAX発注することができ、スマホ1台で全取引先に発ができるようにする予定。