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コロナ禍で注目を集めた食材にメニュー開発のヒントがある!?【CCCマーケティング調べ】

2020年7月3日 3:28 pm

 新型コロナに打ち勝つためには、密閉・密集・密接の「三密」を避け、手洗い・マスク、そして免疫力の強化が大切だ。食べ物や飲み物で免疫をアップしようとする人は多いはず。

 そんな中、アプリの開発・運営を手がけるCCCマーケティング(東京都渋谷区、北村和彦社長)は、同社の家計簿アプリ「レシーカ」を利用する全国5万人のデータをもとに、「コロナ禍で注目を集めた食材」の買い物状況にフォーカスした。ここからメニュー開発のヒントが見えてくるかも?

 まず、2020年5月の昨年対比で一人あたりの購入点数が増加している食材について調査したところ、「小松菜」「チンゲン菜」「バナナ」「味噌」「納豆」「ヨーグルト」などに増加の傾向がみられた。

 次に、その中でも購入者数の多い「納豆」、「ヨーグルト」、「バナナ」の一人あたり購入点数について1年間(2019年5月~2020年5月)の変化を調査。その結果、2020年2月を境に増加に転じ、3月時点ではそれぞれの商品の1人あたり購入点数が昨年5月と比較して100%を超え、5月時点では、「納豆」106%、「ヨーグルト」105%、「バナナ」107%まで増加していることが判明した。

同社は「コロナ禍による健康への意識の高まりが、これらの食材に対するリピート購入を促進しているのかもしれない」と分析する。

 また、2020年1月から5月にかけての一人当たり購入点数を調査したところ、上記いずれの商品も20代男女が最も伸びていることが判明。ヨーグルト、納豆、バナナはそのまま食べられる手軽さもあってか、普段は手に取っていなかった若い世代にも強い関心が集まっているようだ。

 この傾向について、野菜の機能性研究に取り組んでいるデザイナーフーズ社長・管理栄養士の市野真理子氏によると、「今回は『腸内環境を整える』ということにポイントがあると考える。免疫機能として重要な働きをしている臓器は腸といわれている。コロナ禍の中で『腸内環境を整える』ことが重要だと思ったからではないか」と分析。

 さらに、「腸内環境を整えるための代表食品が発酵食品。中でも手軽にそのまま食べられる納豆やヨーグルトのリピート率が高かったと思われる。もう一つ、腸内環境を整えるための栄養素が食物繊維で、食物繊維はイモや野菜、果物に多く含まれるというイメージがあるが、調理が必要だ。その点バナナは、そのまま皮をむいて手軽に食べられる食物繊維の多い果物としてリピート率があがったのではないか」と述べた。

 ということは、「免疫力強化のためには腸内環境が大切!」として、調理の手間が面倒な小松菜やチンゲン菜、味噌を上手く使ったプロならではのメニューや、ヨーグルトや納豆、バナナをうまく取り入れた料理を打ち出せば、お客さんに訴求するかもしれない??