整理券アプリを運営するhakken(https://about.hakken.io/ 京都・京都市役所前、竹井淳平代表・CEO)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売上が減少する飲食店の新たな働き方として、クラウドレストラン「#いえつなキッチン」(https://ietsuna.com/)を5月1日に開始した。
同社が提案する「クラウドレストラン」とは、「みんなで作ってみんなで食べる」をコンセプトに、家でデリバリーを食べたり、動画で調理法を勉強したりするだけではなく、シェフとユーザーが双方向のコミュニケーションを取りながら、一緒に料理を作って食べて会話を楽しむ飲食店の新しい業態だという。
コンテンツイメージは大きく分けて3つ。飲食店のおすすめデリバリーをつまみながら、作ったシェフと楽しく話す「デリバリー+α」、店から必要な食材をデリバリーもしくはユーザーが自分で食材を調達し、シェフの指導のもとにユーザーが作る「レストランの本気」、シェフの指導に基づいて他のユーザーと一緒に料理を作る「シェフの料理教室」の3タイプになる。いずれもシェフがユーザー宅に訪問することはない。
まず飲食店側は無料のチャンネル登録を行い、コンテンツのタイプを選択。次にメニューや日程、参加人数、料金などを決定。内容や時間、料金は自由に設定できる。食材を準備(シェフからのデリバリー、またはユーザーが手配)し、当日はweb会議システムにログインして、コンテンツを作り上げる。
チャンネル登録したのちは、参加者募集や予約、決済、web会議システムの調整などは全てhakkenに一任できる。飲食店が支払うシステム手数料は料金の5~7%を予定しているが、「金額により割合を変える予定」(同社)とし、コロナ禍が続く当面の間は無料とする。
また、コンテンツは公序良俗に反しない限り自由に設定できるので、「ソムリエおすすめワインと相性抜群のチーズをお届け! みんなでまったり話す1時間」とか、「一人暮らし必見!! 鉄人に学ぶ究極のチャーハン」など、多種多様なアイデアが実現できる場となる。
「#いえつなキッチン」公式サイトは、当初は5月上旬の正式スタートを目指していたが、多数のシェフから早く公開してほしいという要望を受け、前倒しのスタートとなった。
また、現在はシェフのチャンネル開設を募集中だ。参加希望の場合は下記の参加希望フォームから。